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松山、観客巻き込み猛追 記録ずくめの全米オープン
ゴルフジャーナリスト ジム・マッケイブ

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2017/6/22 6:30
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18日まで行われた男子ゴルフの全米オープン選手権(米ウィスコンシン州・エリンヒルズ=パー72)最終日。じわり、じわりと差をつめ、日本の松山英樹が18番でバーディーを奪うと、その時点でトップと1打差に迫った。

ティーショットをラフに入れれば、簡単にスコアを落とすコース設定。1打差なら、という展開だったが、後の組で回っていたブルックス・ケプカ(米国)が、14番から3連続バーディーを奪って突き放すと、2位の松山らに4打差をつけて大会を制した。ダスティン・ジョンソン(米国)、ロリー・マキロイ(英国)、ジェーソン・デー(オーストラリア)の世界ランキングトップ3が予選落ちし、本命不在の中で抜け出したケプカがメジャー初勝利を飾った。

通算16アンダーは全米オープンでの最大アンダーパー(72ホール)タイ。2011年にマキロイがマークしたスコアに並んだが、これは今回の全米オープンで生まれた記録の一つでしかなく、今大会を象徴したともいえる。

まず優勝賞金216万ドル(約2億4000万円)、賞金総額1200万ドルはいずれも史上最高額だった。初日の距離は7845ヤードと発表され、これは全米オープン史上最長。その初日、それだけ距離が伸びたにもかかわらず、44人の選手がアンダーで回って全米オープン初日としては史上最多を記録した。

3日目にはジャスティン・トーマス(米国)が9アンダー、63をマークして、全米オープンでは73年にジョニー・ミラー(米国)が記録した8アンダーという記録を44年ぶりに塗り替えている。

ただ、そうした好記録に沸く一方、86年に世界ランキングのシステムが導入されて以来、トップ3がいずれも全米オープンで決勝に進めなかったのは初めてという波乱もあった。

ファン熱狂させるシーン多く

トーマスに話を戻すと、あのとき、記録を更新するには18番のロングホール(667ヤード)でイーグルを取る必要があった。トーマスはカップまで残り310ヤードという場面で3番ウッドを手にすると、フルスイング。ピン奥約2.5メートルにつけ、ファンを沸かせた。

実は今回、このようにファンを熱狂させるシーンが多く、優勝したケプカの3連続バーディーも圧巻だった。松山に追い上げられ、そろそろ優勝のプレッシャーがかかり始める中、14番からいずれも難しい距離をねじ込むと、ファンは割れんばかりの拍手でその勝負強さをたたえている。

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