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「デフサッカー」励む関学大生、競技普及へ奮闘

健常者選手との連係に挑む

聴覚障害者がプレーする「デフサッカー」の日本代表、宮田夏実(19)が競技の普及を目指し奮闘している。普段は所属する関西学院大サッカー部でプレー。自身のレベルを上げて競技の伝道者となるべく、健常者選手との連係という難題に向き合う。

宮田は関学大では連係を磨きリーグ戦デビューを目指す

デフサッカーは審判が笛の代わりに旗で反則の発生などを知らせるが、ルールや人数は健常者のサッカーと変わらない。兵庫県伊丹市出身で、生まれつき耳の不自由な宮田が競技に出合ったのは小学1年の時。「耳が聞こえなくても皆とのつながりを感じられる」と5歳上の兄が入っていた大阪のチームに加わった。伊丹の公立中でサッカー部、啓明学院高(神戸市)では女子サッカー部で健常者とプレーした。

今は関西学生女子リーグ1部の関学大の部員として練習を積む。指示の声が聞こえない分、「ほかの人より視野を広く持たないといけない」と宮田。身ぶり手ぶりで意思疎通を図るが、連係がうまくいかないこともあり、リーグ戦出場はゼロ。「当たり負けしない体幹の強さには自信がある」だけに、足元の技術やコンビネーションを磨いてリーグ戦デビューを果たしたい。

高1で経験した聴覚障害者の国際大会「デフリンピック」で日本女子は7カ国中6位。今年7月の同大会は、選手が遠征費を賄えないなどの理由で日本が昨年のワールドカップを欠場したため、女子の派遣が見送られた。

4年後のデフリンピックで雪辱を期すが、そのためには全国で200人程度(うち女子は約50人)とみられる競技人口の拡大が必要。「デフサッカーと出合えて夢を持てた。競技を広められるリーダー役の選手になりたい」。強い自覚を胸に、今日も球を追う。

(常広文太)

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