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絶対王者どこへ? 「大人」になりすぎたジョコビッチ

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2017/6/16 6:30
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 パリのローランギャロスで行われていたテニスの全仏オープンはラファエル・ナダル(スペイン)が3年ぶり10度目の優勝を飾り、幕を閉じた。不調や故障を乗り越え、圧倒的な強さで復活を印象づけた赤土の王者と明暗を分けたのが、昨年覇者のノバク・ジョコビッチ(セルビア)だ。0-3と完敗した準々決勝でコートに倒れ込んだ姿に、絶対王者として君臨した昨年のオーラは見る影もなかった。

 ジョコビッチは3回戦で1-2と先行されたものの、「第4セット以降はリスクを抑えてプレーした」と余裕を感じさせる内容で逆転勝ちを収めた。「こういう試合を経験すると本当の意味で大会に入っていける」と手応えを得て2週目を迎えたはずだった。

 しかし、ドミニク・ティエム(オーストリア)との準々決勝は目を疑うプレーに終始した。23歳のティエムは進境著しい期待の若手だが、過去の対戦はジョコビッチの5戦5勝。昨年の全仏準決勝では7ゲームしか許さず、直近のイタリア国際でも6-1、6-0と圧倒していた。この日も第1セット第6ゲームで先にブレークを奪い、主導権を握るかに見えた。

要所で凡ミス、踏ん張りきかず

 ところが直後、あっさりとブレークバックを許す。タイブレークを落として第1セットを取られると第2セットも最初のサービスゲームを破られて3-6。第3セットは無抵抗に0-6で終え「後半はボールをしっかりヒットできず、何もうまくいかなくなった。こういう形で終わるのは残念だ」と肩を落とした。勝負どころを抑え、先手を取られても気づけば形勢逆転となっているのが強いときのジョコビッチだ。それがこの日は要所で凡ミスを重ね、踏ん張りもきかない。異変は明らかだった。

 「最近はいい試合をした後にひどい試合をしてしまう。自分のテニスがベストの状態にないことはわかっている」とジョコビッチは自覚する。「技術的な問題もある」というが、大きな要因は精神面だろう。昨年の全仏で長年の念願だった生涯グランドスラムを達成した後、モチベーションの低下に襲われた。ウィンブルドン選手権は3回戦、リオデジャネイロ五輪は初戦で敗退し、全米オープンとシーズン最後のATPツアー・ファイナルでは決勝まで駒を進めたものの、いずれも敗れた。

 2017年シーズンに入ると不調の色はより濃くなった。全豪オープンでは2回戦で敗退。全仏の前哨戦にあたるクレーコートでのマスターズシリーズでは復調の兆しも見せたが勝ちきれなかった。ツアー優勝は1月を最後になく、獲得ポイント数ではナダルの3分の1にも及ばない6位にとどまっている。「近年経験したことのない状況」(ジョコビッチ)だ。12日発表の世界ランキングでは2位から4位まで下がった。

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