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他を圧倒 キタサンブラックの強さの源探る

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2017/6/17 6:30
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 この春、大阪杯、天皇賞・春とG1を連勝した昨年の年度代表馬、キタサンブラック(牡5、栗東・清水久詞厩舎)が、25日に行われる第58回宝塚記念(G1、阪神芝2200メートル)に出走する。年々成長を遂げ、強さを増していく同馬。名手、武豊を背に、圧倒的なパフォーマンスでライバルをなぎ倒すその姿は、すごみすら感じさせるようになってきた。秋には仏・凱旋門賞(G1、シャンティイ)など、欧州の大レース挑戦も視野に入れる。先行できてしぶとく脚を使えるレースぶりや、力強い馬体をみると、世界の一線級相手でも十分に渡り合えそうだ。キタサンブラックの強さの源はどこにあるのか、関係者の話から探ってみた。

キタサンブラックは普段はおとなしく無駄な力を使わないが、レースに行くと全力を発揮するという(写真は4月の天皇賞・春)=共同

キタサンブラックは普段はおとなしく無駄な力を使わないが、レースに行くと全力を発揮するという(写真は4月の天皇賞・春)=共同

 「この馬にしか耐えられないペースだった」――。4月30日の京都競馬場。武豊は芝3200メートルの天皇賞・春を走りきったキタサンブラックを、感心した様子でたたえた。前半1000メートルが58秒3という、長丁場としては異例のハイペースを2番手で追走。最終コーナーで先頭に立つと、後続を寄せ付けずに押し切った。走破タイムは3分12秒5。あのディープインパクトが2006年に記録した3分13秒4を大幅に更新する日本レコードだった。2着は長距離が得意なシュヴァルグラン、3着は昨年の有馬記念を制したサトノダイヤモンドと、強豪のそろった大一番での圧勝劇。「全馬にとってタフ」(武豊)なレースで、地力の違いを見せつけた。

「季節変わるごとに一皮むける」

 キタサンブラックはここまでG1を5勝している。思えば、初のG1制覇となった15年秋の菊花賞優勝時から、これまでに例をみない、不思議な強さを感じさせる馬だった。母の父がスプリンターだったサクラバクシンオーで、3000メートルの距離への不安がささやかれていたが、馬群の中位でレースを展開し、インコースから抜け出して先頭に立つと、そのまま追撃を封じてゴールへ。血統の“常識”をも打ち破ってみせた。その後も、16年春に天皇賞、秋にはジャパンカップと大レースを勝ち続けた。今春はG1を2勝。清水調教師は「春から秋、秋から春へと季節が変わるごとに一皮むけている感じ」とその成長力に舌を巻く。

 15年1月31日のデビュー時に510キロだった馬体重は今年4月2日の大阪杯時には540キロにまで増えた。ハードなトレーニングを繰り返しながら、着々とパワーアップしている。今年に入ってからは、栗東トレーニング・センターの坂路調教コース(800メートル)を3本駆け上がる、通常では考えられない稽古を行うなど、かなりの負荷をかけられている。「ハードな調教は(故障の)リスクも大きいが、この馬は持っているものが違う。軽い調教では十分な負荷がかからない」と清水調教師。実際、馬もへこたれる様子はなく、故障もしない。体も丈夫な馬である。

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