2019年2月20日(水)

手描きで絵文字を検索 グーグルが入力アプリにAI

2017/6/16 6:30
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VentureBeat

米グーグルは12日、基本ソフト(OS)「アンドロイド」用のキーボードアプリ「Gボード」に多数の興味深いアップデートを施した。その一つは、同社が最近相次いで発表している人工知能(AI)を使った芸術的技術がベースになっている。

Gボードはまず昨年5月、米アップルのOS「iOS」向けにリリースされた。キーボードアプリに検索エンジンが組み込んであるため、GIF画像や絵文字を見つけるだけでなく、インターネット上の情報も検索できる。12月にはアンドロイド版も提供され、既存のアプリ「グーグルキーボード」に置き換わった。

■機械学習の研究成果を活用

グーグルは以前、Gボードを支える機械学習の知能について概要を示している。今回のアップデートでは、人間の独創性と機械の境界を曖昧にする多くの取り組みを土台にしている。

スケッチを描くと絵文字候補を表示する(Gボードの新機能)

スケッチを描くと絵文字候補を表示する(Gボードの新機能)

今後はGボードでメッセージに絵文字を付けたい場合には、絵文字検索ボックスに指で絵を描くと、候補を予測して表示してくれる。

絵文字を(文字を入力して)手動で検索する方法と比べてどれほど速いのか完全に示されたわけではないが、作った目的は(そうした具体的な利便性の向上より)機械学習の研究開発を一般の場で実際に応用してグーグルの技術力を示す意味合いの方が強いのかもしれない。

グーグルは5月、人間のアーティストとニューラルネットワークを組み合わせ、自撮り画像を自動でシールにする機能をメッセージアプリ「アロー」に導入。その少し前には、機械学習を使って誰でも簡単なスケッチから詳細なイラストを作成できる「オートドロー」を披露した。

さらに、コンピューターに人間の作品のようなスケッチを描かせる方法も研究している。

Gボードではこの他にも、次に入力しようとする表現をリアルタイムで提案する機能が追加された。米マイクロソフトが昨年買収したスイフトキーなどの人気キーボードアプリと機能が似ている。

この機能は今のところ英語版でしか使えないが、グーグルは近いうちに他の言語にも対応する方針を示している。

By Paul Sawers

(最新テクノロジーを扱う米国のオンラインメディア「ベンチャービート」から転載)

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