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都民ファースト、「期待しない」6割
第323回解説 編集委員 木村恭子

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2017/6/8 2:00
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一方、小池氏の離党を「支持しない」(26.2%)読者は、離党自体をパフォーマンスとして否定的にとらえています。

「除籍狙いで劇場型選挙を展開したかったのが透けてみえる」(38歳、男性)

「知事選に立候補した時点で離党すべきだ」(53歳、女性)

「政党立ち上げの時点で離党すべきだった。今になっての離党はパフォーマンスでしかない」(37歳、男性)

回答者の内訳
回答総数4093
男性93%
女性7%
20代以下3%
30代8%
40代16%
50代22%
60代32%
70代16%
80代以上3%

小数点以下は四捨五入

小池氏が代表に就任した都民ファーストに対して「期待しない」と答えた読者が挙げた理由は、大きく2つに分かれます。

1つは、小池氏に対する落胆です。

「都知事として当初は期待していましたが、重要な課題は先送りで政策が進んでいない」(53歳、男性)

「小池氏が都知事選で奮闘したときは支持したが、知事になってからのオリンピック問題も豊洲移転問題もいたずらに弄んだような印象しか残っていない。もっとスピード感を持って結論を引き出す努力が見えてこない」(74歳、男性)

「いいかげん豊洲もオリンピックも政争の具にしているのは不快。豊洲なんてもう1年になるのに何も決められない。うんざり」(58歳、男性)

読者には小池氏が「決断できない都知事」とうつっているようです。都民ファーストに期待しないもう一つの理由は、政党に対する疑念です。

「昔の新党ブームに先祖返りしたように感じる。飽きた飽きないで政治の行方を決めるのはどうかと思う」(46歳、男性)

「離党者と素人集団の集まりでは改革はできないでしょ。結局は、小池さんの支持で右向け右の集団」(68歳、男性)

「自分の選挙区で都民ファーストの候補者は元民進党です。看板付け替えても人は変わらず。小池人気を当て込んだ選挙目当ての寄せ集めが明らかで、信用できません」(53歳、女性)

「小泉チルドレンや安倍チルドレンと同じ手合いの便乗の輩(やから)を集め立候補させる日本版ポピュリズム政党にすぎません。自民党と同じく理念も政策もなく、与党になることだけが目的の利権集団にすぎません」(60歳、男性)

「都民ファーストとは烏合(うごう)の衆」(66歳、男性)

都民ファーストに対する読者の政党イメージが、右から左まで多岐にわたるという点はユニークといえ、「結局、民進党と同じ道を歩むのでは」(64歳、男性)との危惧を持つ読者も。民進党の前身の民主党は結党当初から「右から左までいる寄せ集め」と揶揄(やゆ)されていました。

これに対して、都民ファーストに「期待する」(39.2%)読者は「政治に関心がいくようになったこと、どんなことが起きているのかが、分かりやすくなったこと、特に税金の無駄遣いに対する国民の目が厳しくなったことが良かったと思いますので、これからも期待しています」(52歳、女性)とあったほか、「既成政党」「既得権益」を打破するための役割を担ってほしいと考えています。

「既成政党の既得権益にしがみつく政治にはうんざりです」(60歳、男性)

「都政をゆがめてきた自民党と戦える党派として、都民ファーストに大いに期待する」(66歳、女性)

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