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水中ロボ 琵琶湖に育つ 立命館大(キャンパス新景)

「パチャパチャ、ウィーン」

立命館大びわこ・くさつキャンパス(滋賀県草津市)の研究室で、水しぶきが上がり、機械がうなる音がこだまする。

ダムや堤防の傷を探す「堤瑕無(ていかむ)」と湖底遺跡などの考古学調査で活躍する「海観(みかん)」。理工学部ロボティクス学科では1996年から水中探査用のロボットを続々と開発、改良を重ねている。

一般的な水中ロボットは一度潜るだけで数百万円のコストが掛かるケースもあるという。目指すのは低コストで使い勝手がよいロボット。堤瑕無は現在、人が腕で抱えられる大きさで、重さは約45キロだ。

開発に取り組む大学院2年の油本陽介さん(24)は「1ミリでも小さく、軽く、と設計した機体は会心の出来。現場で活躍する日が待ち遠しい」と笑顔でコントローラーを操る。

深さ2メートルの室内プールのほか、キャンパスから約5キロの琵琶湖などで"実地訓練"を重ねる。川村貞夫教授(60)は「『地の利』を生かし、日本の水中調査をリードしたい」と意気込む。

潜ったり顔を出したり。滑らかに泳ぎ回る様子を眺めていると、角張ったロボットがカニやラッコのように見えてきた。

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