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足の先端はかかとか指先か 体の構造を知ろう
ランニングインストラクター 斉藤太郎

(1/3ページ)
2017/5/30 6:30
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 日ごろのランニング指導時に最も大切にしていることは、木でいう「幹」の部分を活性化すること。そのために骨盤、肩甲骨、姿勢と「こけし」の3要素に整理してアドバイスをしています。並行してフォームチェックする際の着眼点に、枝先に当たる「足」の使い方があります。重力とうまく付き合いながら、左右の足で交互に地面を捉えて弾み、体を運搬するのがランニング。足首や足の指が機能している方と、そうでない方の走り方の差が大きいと感じていますが、「こけし」とセットでうまく機能させることで楽に前に進めるようになります。

足の先端の意識は指先に置くべき

足の先端の意識は指先に置くべき

 日本人の一般ランナーの多くは膝から先を前へ降り出すようにし、かかとから接地して指先(足先)で地面から離れていきます。「足を前に」という意識が強すぎると「股関節を折りたためない(屈曲せずに、角度がゆるいまま)」「骨盤が後ろに傾く」といった、体重移動の効率悪化をもたらす難点が出てきます。

 かかと着地でスムーズに走れるランナーもいますが、おおよそ日本人の6~7割は足首が硬いなどの欠点を抱えていて、強い着地衝撃を受ける、けがをしやすい走り方に陥っているのが現状です。かかとが先に着けば足首の前方向への屈曲が鈍くなり、体が後ろに残ってしまいます。衝撃を受けて腰が落ちる、体はなかなか前方に進めない。その結果、体重移動を脚のキックだけに頼る。そんな繰り返しに陥ってしまうのです。

 望ましくないフォームになる原因には生活習慣の影響があります。あまり歩かない、舗装された平たんなところばかりを歩く、職場などでずっと同じ姿勢でいる。シューズ選びの成否も絡んでくるでしょう。走り方を改善するには、起伏や凸凹のある道を走ることや、後述する「改善ドリル」「足の意識のチェンジ」といったアプローチをするとよいでしょう。

「足」の意識について

 足の骨格の形を意識することはあまりないと思いますが、過去に足のイメージを受講者に描いてもらったことがあります。ほとんどの人が靴下のようなL字型の絵を描いていました。ここからうかがえるのは「かかとが脚の先端として地面に接している」「かかと部分に多くの体重が乗っている」という意識です。

 私が期待した絵は逆さ「Y」字でした。くるぶしの真下に体重がかかっています。そこからかかとにも指先にも足の骨が伸びていて、前後のバランスを保って体を垂直に支えているイメージです。

 足の「先端」の意識は指先におくべきだと考えます。とても細かい部分になってきますが、親指と人さし指の間の、ちょうど鼻緒が引っかかるあたり。この部分が足の先端であり、そこを基点にバランスを取る感覚で歩く、走る、立つという意識です。そのように考えると、ランニング中の体重移動がスムーズになってきます。

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