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ラグビー関西学生代表、実り多き初のNZ遠征

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2017/5/27 6:30
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ラグビーの関西学生代表が3月、ニュージーランド(NZ)遠征を実施した。それまで現地チームと日本で対戦したことはあっても、ラグビー最強国に遠征に出向いたのは初めて。本場で強豪と肌を合わせた経験が大きかったのはもとより、関西とNZのラグビー関係者が交流を深めるまたとない機会にもなった。

関西大学Aリーグの天理大、同志社大、京都産業大、近畿大、立命館大、関西学院大、摂南大、関西大から選ばれた27選手で構成、監督に天理大の小松節夫監督が就いた関西学生代表は現地チームと4試合を戦った。まず18日に行われたリンカーン大との初戦は7-17で敗戦。スーパーラグビーのクルセーダーズに選手を送り込む強豪は個人技に優れる選手が多く、関西学生代表は最後まで手を焼いた。

ニュージーランド遠征は対戦成績3勝1敗で全日程を終えた

ニュージーランド遠征は対戦成績3勝1敗で全日程を終えた

同日行われたオタゴ大との第2戦は14-5で勝ち、21日のカンタベリー大との一戦は62-0と圧勝した。リンカーン大とオタゴ大は、1軍メンバーの選考試合として双方が相まみえる定期戦を前に状態が仕上がっていたのに対し、カンタベリー大は4月のシーズンインに向けてまだ調整段階だったこともあり、大差での決着に。24日に行われた最終戦、カンタベリー州の選手で構成する「カンタベリアンズ・セレクト」との試合は48-26で勝利し、対戦成績3勝1敗で全日程を終えた。

スーパーラグビーの前座務める

カンタベリアンズ・セレクト戦は特別な雰囲気の中で行われた。会場はクルセーダーズが本拠地とするAMIスタジアム(クライストチャーチ)で、そのクルセーダーズ―フォースの前座試合として開催。本場でスーパーラグビーの前座を務める栄誉に浴し、選手たちは武者震いせずにはいられなかっただろう。

もっとも、今回の遠征で団長を務めた関西ラグビー協会の坂田好弘会長は試合前日までやきもきしていた。当日に雨が降った場合は、メーンのクルセーダーズ戦が良好なグラウンド状態で行われるよう、前座試合が中止となることが決まっていたためだ。試合2日前の22日は雨。関係者がぎりぎりまで当日の天気を予測した末、実施が決まったのは試合前日の午後1時だった。

今回の遠征のスケジュールを組むにあたっては、かつてNZ学生代表やカンタベリー大の監督を務めたマーク・ミーツ氏の力に負うところが大きかった。ミーツ氏はスーパーラグビーの試合観戦やクルセーダーズの練習見学、観光、リンカーン大でのバーベキューと、NZのラグビーや文化に触れる機会も関西学生代表に提供。坂田氏は「学生たちが日々違う体験ができたのもミーツさんのおかげ」と感謝する。

坂田氏が大阪体育大の監督だった頃、ミーツ氏が監督としてカンタベリー大を率いて来日したことが日本との縁の始まり。坂田氏がNZの選手を大体大の寮に無償で泊めるなどの計らいをミーツ氏は忘れず、今回の遠征では関西学生代表の現地の移動費などをNZ側が負担した。

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