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誰もが飛距離アップへ「飛ばしの運動法則」(下)

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2017/5/31 6:30
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 日体大で教壇に立ち、ゴルフ部の監督としても学生にゴルフを教えている江原清浩プロ。今年から全国屈指の実力で知られる埼玉栄高ゴルフ部で技術指導もしている。このほかに埼玉のアーリーバードゴルフクラブで一般ゴルファーも指導している。ゴルフの運動法則が専門の江原プロに、誰もが飛ばせるようになる体の使い方を教えてもらう。今回は誌上レッスンの最終回になる。
(日本経済新聞出版社「書斎のゴルフ VOL.34」から)

飛ばしの運動法則(4)

江原 足裏が「∞」を描き、その足の動きに従って腕を振る。しかもダウンスイングの始まりで「パラーメーター励振」を利用してヘッドに勢いをつける。だからこそ、飛ばせるスイングになるわけですが、実際はボールにしっかりと当たらなければ飛ばすことは不可能です。

──足を動かすと当たらないように思えます。だから当てるためには足を固定させ、体重移動もしないで打ったほうがいいと思うアマチュアは多いですよね。

江原 その結果は、プロのスイングとはほど遠いものになってしまう。足を固めた手打ち。これでは当たっても飛距離は出ません。アウトサイドインの軌道になりやすく、スライスや引っかけが出てしまいます。

──確かにそれがアマチュアの典型的なスイングですよね。

江原 ボールがあると、とにかくうまく当てなくてはと思ってしまいます。だから足を動かすことが怖くなる。しかし、足を動かしても、真っすぐに立った体がそのまま真っすぐに回転すればボールに当たります。つまり、大きな筒の中に体が入っていて、その筒の中で体が回転するスイングです。

──ゴルフを始めた頃、よくいわれました。ドラム缶の中に入ったつもりでスイングしなさいと。

江原 そうでしょう。そしてそのスイングは、軸を保ったスイングということになります。軸を保ったスイングであれば、ボールは自然に当たります。当てようとしなくても当たるのです。

──なるほど、足を動かすと頭まで動いてしまうし、体も傾いてしまう。そうなってしまうのは軸のないスイングだからですね。

江原 そうです。なので、軸をつくる必要があります。軸は首の後ろ側の付け根から尾てい骨までの背骨が軸になります。つまり背中側が軸になって体を回します。まずは首の付け根を起点にし、そこを維持することが重要になります。そして、背骨を軸に体が回れば、スイング中に体が傾くことがなくなります。自然にボールに当たるスイングになります。

首の後ろの付け根を動かさずに背骨を軸にしてスイングする

首の後ろの付け根を動かさずに背骨を軸にしてスイングする

──頭を動かすな、軸を保てというのは、ゴルフを始めた頃によくいわれた基本ですが、おろそかにしていた気がします。

江原 飛ばしたいとなれば、腕を思い切り振ったり、体を十分にひねったり、体重移動を思い切りしたりすることが大事だと思って、そちらを意識しますからね。でもその前に軸を保つという基本があるわけです。

──基本の基本ですね。

江原 そして、その軸は背中側にあるわけです。なので、首の後ろの付け根を起点にすれば、頭の位置は多少動き、顔も右に左に振れていいわけです。また、背骨を軸にすれば、胸の厚みの分だけ大きく動きます。体の前側を軸にしてしまうと体が回りにくくなり、窮屈になってしまいます。

──確かにそうですね。でも、中部銀次郎さんはおでこを壁につけて素振りをしなさいといっていますよね。そうすれば頭が動かないスイングができると。

江原 とてもわかりやすい練習法ですからね。頭がすごく動く人にとってはいいと思います。でも、軸は背骨にして、肩や胸を大きく動かせるようにしたいです。

──おでこを壁に付けて、頭が動かないようになっても体が回っていなければよいスイングではないですからね。

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