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ワールドラグビー副会長に聞く 日本の進むべき道
ラグビー界の「最重要人物」ピチョット氏

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2017/5/16 6:30
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 現在のラグビー界の「最重要人物」が、国際統括団体ワールドラグビーのアグスティン・ピチョット副会長である。元アルゼンチン代表主将としての輝かしい実績をひっさげ、昨年41歳で大役に就任。7人制ラグビーの五輪種目入りなどの改革を主導してきた。英誌ではエディー・ジョーンズ・イングランド代表監督を抑え、「世界のラグビー界で最も影響力のある人物」に選ばれた。2019年ワールドカップ(W杯)日本大会の組み合わせ抽選会のため初来日したピチョット氏は日本経済新聞の取材に対し、ラグビー界の行方や日本の進むべき道を語った。

 副会長就任前のピチョット氏は、母国アルゼンチンのラグビー協会の幹部として2つの大改革をなし遂げた。世界最高峰の国別対抗戦「ラグビーチャンピオンシップ」への12年の参戦と、南半球最高峰のクラブリーグ「スーパーラグビー」への16年の加入である。
 ラグビーチャンピオンシップはニュージーランド、南アフリカ、オーストラリアという世界の最強国が毎年、ホーム・アンド・アウェーで対戦する大会。アルゼンチンの参戦は、15年W杯での4強進出に結実した。

 ――日本ラグビー協会の中には、ラグビーチャンピオンシップに日本代表が参戦すべきだという意見がある。

初来日したピチョット副会長

初来日したピチョット副会長

日本もチャンピオンシップ参戦を

 「私もそうすべきだと考えている。日本協会がすぐにでも参戦してくれることを期待している。我々が(日本チームの)サンウルブズをスーパーラグビーに入れたのはその狙いもある」

 ――日本は現実的にはいつから参戦できそうか。

 「個人的な意見では2年間は無理だが、19年W杯の後、すぐにでも参戦してほしい。そのためにはサンウルブズがもっとプロ化されて(選手が所属する)企業との問題を解決しなければいけない。常に最高の選手を起用して代表チームがもっとよくなればすぐに参戦できる」

 ――スーパーラグビーのチーム数が、来季から3チーム減の15になる。理想のチーム数は。

 「現時点でわからないが、私は拡大を望んでいる」

 ――スーパーラグビーの発展のためには米国のチームを入れるべきではないか。

 「私もそう考えている。ただ、私は南米と北米の全体を見ている。この地域のラグビーはもっと成長するだろう。アジアはもっと大事になる。中国、インドも重要で10年、20年単位ではラグビーが大きく拡大する」

 ――アルゼンチンのラグビーは今後どう成長させていくのか。

 「アルゼンチンには力のあるアマチュアクラブがあるが、プロチームはまだ1つ(スーパーに参戦するジャガーズ)しかない。将来はもっと国内の大会をやりたい」

 ――プロリーグも考えているのか。

 「お金の問題で今すぐはできないが考えている。ウルグアイ、チリ、ブラジルなど南米の国のクラブと一緒に行う可能性もある。北米は遠すぎるから、たぶん一緒にはできないだろう」

 ――テレビ中継のことを考えれば、アルゼンチンは時差の大きいニュージーランドや豪州と戦うラグビーチャンピオンシップより、時差の小さい欧州6カ国対抗に入った方がいいのではないか。

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