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グーグル創業者が免許不要の超軽量飛行機

2017/5/5 6:30
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 駆け出しの「空飛ぶ車」業界に強い追い風が吹いている。米グーグルの共同創業者ラリー・ペイジ氏のスタートアップが全貌を明らかにしたのだ。2015年に設立されたキティホークはかねて存在は知られていたが、空飛ぶ車に関係があること以外は謎に包まれていた。だが、同社のセバスチャン・スラン最高経営責任者(CEO)は4月24日朝(米時間)、自社のウェブサイトとツイッターのページのリンクをツイッターで公表した。スラン氏はグーグルの自動運転車開発部門の元トップで、オンライン教育のユダシティを設立した経歴の持ち主。ウェブサイトではキティホークの活動内容の一端がうかがえる。

■非密集エリア限定 価格は数万ドルの可能性

 ウェブサイトでは、キティホークが「空飛ぶ車」ではなく、個人向け「超軽量飛行機」の開発に取り組んでいることを明らかにしいる。この飛行機は水上をはじめとする「非密集」エリアでの飛行用で、都市で飛ばすことはできない。さらに、操縦者の免許が不要なため、広範な娯楽目的で使われる可能性が開ける。ただ、この点を巡って安全性に懸念が生じるのはやむを得ないだろう。

キティホークが公開した超軽量飛行機「Kitty Hawk Flyer」
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キティホークが公開した超軽量飛行機「Kitty Hawk Flyer」

 この超軽量飛行機「フライヤー」は年内に発売される予定。正式な価格はまだ発表されていないが、キティホークは値が張ることを示唆している。関心があれば今の時点で100ドル支払って3年間有効の会員になると、順番待ちリストで「優先的な位置」を得られる上に、小売価格から2000ドル値引きしてもらえる。ということは、最終製品の価格は数万ドルに及ぶ可能性が高いと考えて間違いないだろう。会員になれば飛行シミュレーターやデモンストレーションなどの重要な「体験」イベントにも参加できる。

 これはキティホークが公開した試作機の写真だ。ただし、最終製品のデザインは変わると同社は強調している。

■垂直離着陸、空陸両用…個人向け飛行機の開発盛ん

 キティホークは個人向け飛行機の開発を競う多くのスタートアップの一つにすぎない。現にラリー・ペイジ氏は、ジーという別の航空関連スタートアップにも出資している。ジーは「AからBにたどり着く、より優れた方法を計画、構築、テストする」という理念を掲げて10年に設立された。米ブルームバーグの報道によると、現在は「垂直離着陸できる完全電動の小型飛行機」の開発に取り組んでいる。

 この他にも、米マサチューセッツ州に拠点を置くテラフーギアは10年以上にわたり「空陸両用」飛行機の試作を手掛けている。ドイツのリリウムは先週、電動垂直離着陸(VTOL)ジェット機の初のテスト飛行に成功したことを明らかにしたばかりだ。同社は25年までにオンデマンドの空飛ぶタクシーサービスの開発を目指している。一方、スロバキアのエアロモービルは空飛ぶ車の先行予約を始めると発表した。最低価格は130万ドル。米ズナムエアロも数千カ所に及ぶ地方空港を結ぶ航続距離700マイルの小型電動旅客機の開発を進めている。

By Paul Sawers

(最新テクノロジーを扱う米国のオンラインメディア「ベンチャービート」から転載)


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