安倍流2000日「不動のオーダー」の強みとリスク
編集委員 清水真人
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首相の安倍晋三の通算在職期間が2000日に迫り、5月末に憲政史上で第5位に浮上する。再登板後の4年半で際立つのは、重要閣僚と首相官邸スタッフを固定した「不動のオーダー」だ。忠誠度の高い顔ぶれが連携と経験を重ね、強固な権力中枢を形作る。半面、代えたくても代えられず、走り続けるしかない事情や「勤続疲労」ものぞく。ポスト安倍期の自民党政権の持続可能性まで見通せば、リスクも潜む。
■「権力のトライアングル」結束再び...
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