耐性菌猛威、世界に警鐘 2050年にがん死者上回る
日経アジア感染症会議で解決策探る
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結核やマラリア、エボラ出血熱などに加え、多くの抗生物質が効かなくなった耐性菌のまん延が国際社会の脅威となっている。日本の取り組みに期待が集まるなか、アジアの感染症対策を話し合う第4回日経アジア感染症会議(主催・日本経済新聞社)が3月3~4日に那覇市で開かれた。国内外から産官学の関係者が参加し、具体策を議論した。
多剤耐性菌による経済損失、100兆ドルに
世界保健機関(WHO)は2月、国際社会が優先して研究開発に取り組むべき薬剤耐性菌のリス...
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