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ACL1次リーグ大詰め 日本勢そろって決勝Tも
サッカージャーナリスト 大住良之

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2017/4/21 6:30
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アジアのクラブチャンピオンの座を、そして年末にアラブ首長国連邦(UAE)で行われる国際サッカー連盟(FIFA)クラブワールドカップへの出場権をかけて戦われているアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)2017。1次リーグは4節まで終了し、2節を残すだけとなった。日本から出場した4クラブはそれぞれの状況にあるが、残り2試合の結果次第で全チームが各組を突破し、決勝トーナメント進出の可能性を残している。

E組、アウェーで苦戦する鹿島

昨年のFIFAクラブワールドカップ準優勝の実績にMFレオシルバ、FWペドロジュニオールらの補強で今大会の優勝候補の一角でもあった鹿島アントラーズ。韓国の蔚山をホームに迎えた初戦は2-0で勝って好スタートを切ったものの、アウェーでは苦戦が続いている。

●E組
順位チーム(国)勝ち点
1ムアントン(タイ)8
2鹿島6
3蔚山(韓国)4
4ブリスベン(豪州)4

鹿島の残り試合
対戦相手H/A
4月26日蔚山A
5月10日ムアントンH

第2節、タイのムアントンには「ターンオーバー(メンバー入れ替え)」で臨み、後半追加タイムに決勝点を許して1-2の敗戦。第4節にはホームで3-0と快勝したブリスベン(オーストラリア)にも1-2で敗れた。

昨年と比較すると選手層は抜群に厚くなっているものの、メンバーを代えるとまだ安定感がない。エースであるFW金崎夢生の足首の状態が思わしくなく、アウェーの2試合にはいずれも帯同しなかった。敗れた2試合はいずれも僅差だっただけに、エース不在は痛かった。

4節を終わった時点で、鹿島は勝ち点6の2位。だがこの組は大混戦で、首位のムアントンも勝ち点8。4月12日の第4節に鹿島に勝ってようやく初勝利を挙げた4位のブリスベンにまでチャンスは残されている。

鹿島としては、残り2試合を連勝してE組突破を決めたいところ。とすれば、26日の蔚山とのアウェー戦が大きな試合となる。左サイドからスピードに乗って攻め込む蔚山のクロアチア人FWオルシッチに注意しなければならない。

F組、浦和はほぼ突破確定

J1首位の浦和はACLでも1次リーグ突破が目前だ=共同

J1首位の浦和はACLでも1次リーグ突破が目前だ=共同

苦戦する日本の他クラブをよそに、Jリーグでも首位に立つ浦和レッズは2節を残して1次リーグ突破をほぼ確定した。

この組は浦和と上海上港(中国)が2連勝した後に直接対決。上海ではFWフッキ、FWエウケソン、そしてMFオスカルの「ブラジル代表トリオ」にかき回されて3点を先取された浦和だったが、リスタートから2点を返し、第4節埼玉スタジアムでのリターンマッチに臨んだ。エースのFW興梠慎三が上海でのゲームで一発退場になり出場停止だったが、今季新潟から移籍したFWラファエルシルバが44分に貴重なゴ

●F組
順位チーム(国)勝ち点
1浦和9
2上海上港(中国)9
3FCソウル3
4ウェスタンシドニー(豪州)3

浦和の残り試合
対戦相手H/A
4月26日ウェスタンシドニーH
5月10日FCソウルA

ールを奪って先制。後半には2本のPKを与えるという苦境に陥ったが、1本目はGK西川周作がオスカルのキックを止め、2本目はオスカル自身が力んでバーの上にけり上げて、1-0のまま逃げ切りに成功した。ともに勝ち点9、対戦成績も1勝1敗だが、「アウェーゴール」の多い浦和が首位に立った。

浦和は第1節にはアウェーでウェスタンシドニー(オーストラリア)に4-0で大勝、第2節にはホームでFCソウルに5-2と快勝しており、残り2試合で勝ち点1を積み上げれば1次リーグ突破が決まる。今季ラファエルシルバを補強した攻撃陣はJリーグでも得点を量産しており、好調さがそのままACLにも出ている。

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