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次の25年考える Jリーグ外国人選手・監督OB会

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2017/4/19 6:30
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 昨年11月、飛行機の墜落事故でサッカーの選手、監督、コーチ、クラブスタッフを失う悲劇に遭ったブラジル1部リーグのシャペコエンセを先月、訪問してきた。

 サンタカタリーナ州のシャペコの空港で現会長、副会長、市長らと会い、日本のファン・サポーターからのメッセージカードを手渡し、元千葉のケンペス、柏のクレーベルら亡くなった選手たちの映像を一緒に見た。

 クラブは事故で実質的に消滅したが、関係者の尽力で短期間のうちにブラジル全国選手権、リベルタドーレスカップなどを戦えるまでに復活している。町を挙げてクラブを再生させようという情熱を今回の訪問で確認できた。

訪問スムーズ、ジーコのおかげ

 Jリーグは主管試合の会場で行った義援金募金を今後も続け、リーグから拠出する100万円と合わせて、8月15日のスルガ銀行チャンピオンシップ(浦和と対戦)のため来日するシャペコエンセに贈る。また、シャペコエンセのユースチームを日本に招待することも決定している。

 スルガ銀行チャンピオンシップの優勝賞金は3000万円。彼らにとっては大きな額で、「もし獲得できたらクラブハウスの改築に回せる」という話が出た。

 この訪問がスムーズに進んだのは、元鹿島のジーコが間に立ってくれたからだ。自らすすんで事前にシャペコに足を運び、調整してくれていたらしい。

 私は欧州回りでブラジルに向かい、リオデジャネイロでジーコと合流し、サンパウロを経由してシャペコに入った。長い搭乗待ちの間、ジーコのところには次々とファンが寄ってきて、一緒に写真を撮ってほしいと頼んだ。

 結局、私が撮影役をすることになり、数え切れないほどシャッターをきった。ジーコは一度も嫌な顔をせず、自分から相手の肩に手を回し写真に収まっていた。私はその姿に本物のプロフェッショナルを見た。

気軽にファンとの記念撮影に応じるジーコ氏(右から2人目)=Jリーグ提供

気軽にファンとの記念撮影に応じるジーコ氏(右から2人目)=Jリーグ提供

 と同時に、「神様」ジーコがブラジルのファンと自然に触れ合う様子に軽い衝撃を受けた。こういうことをJリーグの選手たちがしているだろうか。クラブ関係者が選手をいわば隔離してしまうことが多いのではないか。

 ジーコは道中、何度も「Jリーグのためになりたい」と本気で言ってくれた。そこで私はとっさに、こう口にした。

 「Jリーグは発足から25年を経た。次の25年に向けて一つお願いがある。Jリーグに在籍したことのある外国籍の選手、監督のOB会をつくるので、その会長になってくれませんか」

 OB会をつくること自体、Jリーグの会議にかけたわけではなく、私の思いつきにすぎないが、つい口走ってしまった。それをジーコは前向きに受け止めてくれた。

 8月のスルガ銀行チャンピオンシップで来日するので、それまでに就任の条件やOB会の活動方針などを決めておきましょうという意思を伝えた。

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