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女子やり投げ、高3のホープ 野球で鍛錬 強肩開花

県立和歌山北高3年 長麻尋

陸上の女子やり投げ界で将来を嘱望されているのが和歌山県立和歌山北高3年の長麻尋(おさ・まひろ、17)だ。高校で競技を始めた元野球少女は、昨夏のインターハイで高2歴代最高の56メートル48を投げて優勝。日本陸上競技連盟が2020年東京五輪に向けて強化する「ダイヤモンドアスリート」にも認定され、世界へ羽ばたこうとしている。

身長173センチの恵まれた体格から、しなやかに腕を振るホープは野球一家で生まれ育った。父の正人さんは報徳学園高(兵庫)で、兄の壱成さんは智弁和歌山高で、ともに主将として甲子園大会に出場した。長は兄を追うように小学1年で野球を始め、6年まで投手一筋。外角への制球力が抜群で、同学年の男子が手も足も出ないほどの速球派だったという。

中学でも野球を続けたいと願ったが「試合に出られるかも分からないし、女子では競技人口が少なくて活躍の場が限られる」と迷った。そんな折、「とびきり肩の強い女子がいる」と伝え聞いていた陸上部顧問から熱心に誘われ、投てき競技の道へ。中学の大会にやり投げ種目はなく、主に砲丸投げに取り組んだが、高校で指導する森下康士教諭は「地肩の強さが大きな魅力。中学時代に球技などのライバル競技に取られなくてよかった」と話す。

高1当初に38メートルだった記録は1年足らずで50メートルを超えたが「ここからは簡単には伸びない」と自覚する。日本記録は海老原有希の63メートル80で、昨夏のリオデジャネイロ五輪の優勝記録は66メートル18。今年2月のフィンランド合宿で踏み込む左足の使い方などを指導された長は「高校のうちに60メートルは突破して東京五輪で活躍できる選手になりたい」。高い壁を乗り越える気概にあふれている。

(常広文太)

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