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復興相、怒鳴るべきではなかった?
第317回

2017/4/8 6:00
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日本経済新聞社は「電子版(Web刊)」の有料・無料読者の皆さんを対象とした週1回の意識調査を実施しています。第317回は、記者会見で東京電力福島第1原子力発電所の事故を巡る質問をした記者を怒鳴った今村雅弘復興相に関して、皆さんのご意見をお伺いします。

読者ネットアンケート

(1)今村復興相が4日の記者会見で記者を怒鳴ったことについて、あなたはどのように考えますか

(2)今村復興相は辞任すべきだと考えますか

(3)安倍内閣を支持しますか、しませんか

受付は終了しました

今村復興相が4日の閣議後の記者会見で、記者の質問に腹を立て「出て行きなさい」と怒鳴る一幕がありました。

発端は、東日本大震災や福島第1原発事故に伴い全国に自主避難した人らへの住宅の無償提供が3月末に打ち切られたことについて、記者が「路頭に迷う家族が出てくる」とした上で、国の責任を問いただしたことでした。

今村氏は「国がどうこう言うよりも、基本的にはご本人が判断されること」「福島県が中心になって寄り添ってやっていく方がいいだろう」「それをしっかりと国としてもサポートする」などと応じました。

この発言に納得しない記者は「福島県の内実とか、なぜ(自宅に)帰れないのかという実情を、大臣自身がご存じないからじゃないでしょうか。それを人のせいにするのは、僕はそれは……」と、たたみかけました。

その後のやり取りは、以下の通りです(復興庁のホームページの会見録から、一部省略)。

今村復興相(復興相)「人のせいになんかしてないじゃないですか。誰がそんなことをしたんですか。ご本人が要するにどうするんだということを言っています」

記者「実際に帰れないから、避難生活をしているわけです」

復興相「帰っている人もいるじゃないですか」

記者「帰っている人ももちろんいます。ただ、帰れない人もいらっしゃいます」

復興相「それはね、帰っている人だっていろんな難しい問題を抱えながらも、やっぱり帰ってもらってるんですよ」

記者「福島県だけではありません。栃木からも群馬からも避難されています」

「千葉からも避難されています」

「それについては、どう考えていらっしゃるのか」

復興相「それはそれぞれの人が、さっき言ったように判断でやれればいいわけであります」

記者「判断ができないんだから、帰れないから避難生活を続けなければいけない。それは国が責任をとるべきじゃないでしょうか」

復興相「いや、だから、国はそういった方たちに、いろんな形で対応しているじゃないですか。現に帰っている人もいるじゃないですか、こうやっていろんな問題をね……」

記者「帰れない人はどうなんでしょう」

復興相「どうするって、それは本人の責任でしょう。本人の判断でしょう」

記者「自己責任ですか」

復興相「それは基本はそうだと思いますよ」

記者「そうですか。分かりました。国はそういう姿勢なわけですね。責任をとらないと」

復興相「だって、そういう一応の線引きをして、そしてこういうルールでのっとって今まで進んできたわけだから、そこの経過は分かってもらわなきゃいけない」

「だから、それはさっきあなたが言われたように、裁判だ何だでもそこのところはやればいいじゃない。またやったじゃないですか。それなりに国の責任もありますねといった。しかし、現実に問題としては、補償の金額だってご存じのとおりの状況でしょう」

「だから、そこはある程度これらの大災害が起きた後の対応として、国としてはできるだけのことはやったつもりでありますし、まだまだ足りないということがあれば、今言ったように福島県なり一番身近に寄り添う人を中心にして、そして、国が支援をするという仕組みでこれはやっていきます」

記者「自主避難の人にはお金は出ていません」

復興相「ちょっと待ってください。あなたはどういう意味でこういう、こうやってやるのか知らないけど、そういうふうにここは論争の場ではありませんから、後で来てください。そんなことを言うんなら」

記者「責任を持った回答をしてください」

復興相「責任持ってやってるじゃないですか。何ていう君は無礼なことを言うんだ。ここは公式の場なんだよ」

こう続いたところで、今村氏は無責任な回答をしたと断定されたことで「撤回しなさい」と感情的になり、これに対し記者は「撤回しません」と応酬。最後は今村氏が「出ていきなさい。もう二度と来ないでください」と声を荒らげたというのが一部始終です。

今村氏による自主避難者の「自己責任」発言や、記者への激高を受け、民進党と共産党は閣僚の資質に欠けるとして辞任を要求しています。

一方、今村氏は会見と同じ日に記者団に対し「感情的になってしまった。今後、冷静・適切に対応したい」と謝罪。さらに、7日午前の閣議後の記者会見でも改めておわびした上で、「帰還は自己責任」発言を撤回しました。

安倍晋三首相は今村氏について「1日も早い復興に向けて全力で職務に取り組んでもらいたい」と、辞任は不要との認識を示しています。

皆さんは、今村氏が4日の記者会見で、記者を怒鳴るべきではなかったでしょうか、それとも、怒鳴っても仕方がなかったと考えますか。

また、今村氏は辞任すべきでしょうか。それとも辞任する必要はないでしょうか。お考えを教えてください。

今回は11日(火)午後1時までを調査期間とし13日(木)に結果と解説を掲載します。毎回実施している内閣支持率調査にもご協力ください。アンケートには日経電子版のパソコン画面からログインして回答してください。ログインすると回答画面があらわれます。電子版の携帯向けサービスからは回答いただけません。

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