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ゴルフ界でも増殖 相撲女子それぞれの思い
ゴルフライター 月橋文美

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2017/4/2 6:30
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近頃よく耳にするようになった「スージョ」と称される相撲好き女子たち。大相撲の盛り上がりとともに、実はプロゴルフ界でも相撲女子が増殖中だ。近年の本場所会場には不動裕理、比嘉真美子ら定番スージョのほか、森田理香子、渡辺彩香、アン・ソンジュ(韓国)に野村敏京、小林浩美会長をはじめとする協会役員の姿まで……。彼女らは相撲の何に引かれているのだろうか。

プロゴルフ界でも相撲女子が増えている=共同

プロゴルフ界でも相撲女子が増えている=共同

十両力士のプロフィルも記憶

19年ぶりに誕生した日本出身横綱・稀勢の里の大阪場所逆転優勝で大いに沸く大相撲界。昨年のカープ女子に続いて、今は相撲女子の存在も注目を集めている。そんな中、今季の日本女子プロゴルフ協会(LPGA)発行の「メンバーガイド」(選手名鑑)の「趣味」欄に「相撲観戦」と載せてあるのが、一昨年の絶不調から立ち直りシード復帰した比嘉真美子。今や幕内力士だけでなく、十両力士のしこ名や所属部屋、プロフィルまで頭に入れている筋金入りの「スージョ」だ。

「覚える気はないんですけれど、なんか覚えちゃってるんですよね。2012年にプロになって、翌年からフルでツアーに出られるようになって、夕方試合会場から帰ってホテルの部屋でテレビをつけると、なぜかいつも大相撲中継をやってたんです。それからですね、自然と見るようになって、興味がわいてきて。その時期にまたバラエティー番組に臥牙丸関が出ているのをたまたま見て、すごく面白かった。で、本屋さんで相撲のムック本みたいなのを立ち読みしてたら、自分と誕生日が一緒の人がいて、それが勢関で、応援したくなって……」と比嘉。15年5月からは国技館開催の東京場所にほぼ毎回姿を見せ、勢関とは福田真未(トレーナーが関取と同じという縁で)を介して何度か食事もともにしたという。

比嘉は筋金入りの相撲女子

比嘉は筋金入りの相撲女子

比嘉は「ゴルフは1ラウンドにつき4、5時間プレーしているけれど、相撲は一瞬の勝負。だから違う魅力を感じますね。その一瞬にかける集中力だったり、気持ちの持っていき方だったり。自分の取組を前に土俵下で待っているときとか、すごく神経を研ぎ澄ませている感じが伝わってくるから、どんなふうに準備してるのか、気になります。朝稽古も2度ほど見学させていただいたんですが、とにかく痛そう、しんどそうだなあと。ゴルフは肉体的な衝撃はないから。私だったら体の痛みに耐えられないと思う。相撲を見ていてゴルフに生かせそうなことがあるとしたら、集中力のすごさですね」と話している。

交流を機に相撲部屋の女将も

ところで、女子プロゴルファーに相撲部屋の女将がいるのをご存じだろうか。奥村久子。1984年プロテスト合格の現在52歳。87年の東鳩レディースで最終日最終ホールを単独首位で迎え、4パットを演じて2位となった戦いを記憶されている方もおられるかもしれない。同大会で逆転Vを手にすることになった大迫たつ子が、自身の通算45勝の中で「もっともうれしくない優勝」と語った1戦だ。あの22歳だった奥村が、かつて白いウルフとも呼ばれた元関脇・益荒雄(ますらお)=阿武松(おおのまつ)親方と結婚、現在は女将として部屋を切り盛りしているのだ。かつては力士とプロゴルファーのイベントがあったり、テレビ番組での共演があったりした。現在以上に相撲界とゴルフ界の交流の機会があり、そんなことがきっかけで女将道を進むことになった奥村である。

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