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自ら変わる意識持つ 子どもに正しい走り方を(中)
ランニングインストラクター 斉藤太郎

(1/3ページ)
2017/3/30 6:30
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 「日ごろ意識すべきことは何ですか?」。子どもを持つお父様、お母様からこうした質問を多く受けます。シリーズ「子どもに正しい走り方を」の第2回は、子どもが日ごろ意識することと大人が意識すべきことについて提案させていただきます。

ランニングの重要ポイントは「地面を踏みしめる」こと

ランニングの重要ポイントは「地面を踏みしめる」こと

 本題に入る前に「意識」という言葉について少しだけ。教える上でどうしても付きまとうのがこの「意識」です。本来ならば、もっと具体的な手法を伝授すべきなのかもしれません。ですが、「あとは日ごろから○○を意識することです」と、最終的にはいや応なく「意識」を使わざるを得ない。「馬を水飲み場に連れていくことはできても、水を飲ませることはできない」ということわざのように、本当に変わりたければ、そこから先は自発的に取り組んでもらうしかないのです。

 意識が習慣化できた人は成長します。その反対の人は、なかなか変わりません。できない方のその先はというと「体得するには写真や資料が欲しい」となります。その次には「静止画ではわからないからDVD(映像)が欲しい」。揚げ句の果ては「やっぱり直接教えてもらわないと……」。こんなオチです。

 本題に入ります。

<意識1>何よりも姿勢。正しい姿勢を意識しましょう

 私は日ごろ「こけしメソッド」を提唱しています。「こ=骨盤」は脚の付け根。「け=肩甲骨」から腕を引く。付け根は胸鎖関節。腕と脚を奥深い部分から動かす機能と、上半身・下半身の動きをドッキングさせるのは背骨です。「し=姿勢」を意識してください。

 幼いころ、どの教室にも1メートルの定規が置いてありました。姿勢が悪い子には先生がその定規を背筋に当てて、姿勢を整えるようアドバイスしていました。「悪い姿勢だと、先生に注意される」。そんな緊張感を持って授業を受けていました。高校、大学と、様々な競技が盛んな学校に在籍しましたが、どの部のエリート選手もすべからく姿勢が良かった。そんな記憶があります。

 放っといて自然に姿勢が良くなることは期待できません。なぜならば、姿勢を悪くする要素があちこちに潜在しているためです。この部分をうまく改善してあげるべきだと思います。ランドセルやショルダーバッグを背負っての通学。椅子に座っての勉強や食事。視野を一点に集中させると無意識に頭が前に出て骨盤が後ろに傾き、背筋は丸くなります。体の前面、あばら骨のあたりは縮こまり、呼吸まで浅くなります。気がついたら視野を広く取り、深呼吸しながら姿勢をリセットさせるよう助言してあげると良いのではないでしょうか。

 トランポリンというツールがあります。これを使った運動では、真下に落ちるエネルギーを利用して体を上に弾ませます。上に向かって跳ぶのではなく、下に落ち、体重を乗せきることがポイント。体の軸がまっすぐ整っていないと上手に弾みません。体で重力を感じ、そのエネルギーを味方にする。そんな意識を植え付ける意味でとても効果的だと感じます。ランニングの重要ポイントは「地面を踏みしめる」。着地足にしっかり体重を乗せきるという点で、トランポリンの感覚と合致します。

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