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フィギュアの楽しみ ズバリ「色気」こそすべて

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2017/3/27 6:30
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 フィギュアスケートの世界選手権が3月29日、ヘルシンキで開幕する。来年の平昌五輪の出場枠がかかり、例年以上に注目が集まるけれど、それはひとまず横においておきたいと思う。僕は演技を見るとき、スコアのことは考えず、見たままを感じ、この演技が自分の心にどうタッチしてくるか、に集中している。そういう点から、あくまで僕が見る視点から、今大会の注目ポイントを紹介させていただきます。

フェルナンデスの個性、チャンのうまさ

 僕にとってのポイントは「色気」。単に「セクシー」という意味ではなく、僕が考えるのは心に響いてくる魅力ということ。「色気」にはいろいろな種類があると思って見てみると、違ったフィギュアスケートの楽しみ方を見つけられるかもしれません。

 まず、昨季世界王者のハビエル・フェルナンデス(スペイン)。「すごいきれい! 美しい!」というタイプではないけれど、印象に残る。ハビエル自身、大ざっぱというか、ラフな性格だけれど、誰にも愛される個性があって、何を演じても愛嬌(あいきょう)が出てしまう。これはマネしたくてもなかなかマネできない。

 ブライアン・オーサーコーチがハビエルをよくわかっているから、毎年違ったジャンルの曲を選んで、彼のよさを飽きさせない形で見せてきたのではないか。結果も出ているここ数年は自信や風格も出てきて、ハビエルは別人のような選手になってきたと思う。

滑りの細やかさ光るチェンの地力

 2014年ソチ五輪銀メダリスト、パトリック・チャン(カナダ)の今季のフリーは好きです。スケーティングのうまい彼はずっと「王道」の選手。プログラムの選曲も王道を外さず、クラシックや米国のジャズが多かったが、今季は「ジャーニー」(カナダの世界王者ペアの男子、エリック・ラドフォードの作曲)、コンテンポラリー系の曲を選んできた。以前、ショーでコンテンポラリー系の曲を滑った時、「すっごく合う。もっとやったらいいのに!」と思っていたので、とてもうれしい。

 2月の四大陸選手権を優勝したネーサン・チェン(米国)のショートプログラム(SP)も好き。バレエ「海賊」ですが、「ザ・バレエ」というような有名な曲なのに、あまりフィギュアスケートでは使われない。踊りこなすのが難しいからだと思う。それを17歳のチェンがサラッと滑ったので驚いた。それでいて細かいところまで気を配ってきれいで、色気も出している。フリーは4回転ジャンプを5回も入れているので、まだジャンプに気をとられているな、という印象があるけれど。

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