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侍 準決勝敗退 動く球に困惑、打線力負け
米国に1-2

2017/3/23 2:30
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四回1死から米国の3番打者、イエリチ(マーリンズ)が放った二ゴロが名手、菊池のグラブをはじき、中前に転がった。この間にイエリチは二進。ここから米国に先制を許した。八回の勝ち越し点も、ハーフバウンド気味のゴロを三塁の松田がこぼして与えたものだった。好守からリズムを作ってきた日本に、守りのミスが出ては苦しい。

九回2死、松田が空振り三振に倒れ試合終了=共同

九回2死、松田が空振り三振に倒れ試合終了=共同

菊池の失策には弁明の余地がないではない。左打者のイエリチに備え、菊池は右前の芝生に入り、深く守っていた。雨中の一戦。ぬれた芝でスリップして伸びた打球が、出したグラブの土手に当たった、と解説できる。

菊池ならばせめて前に落としてほしかったが、今までその守備で再三助けられており、小久保監督が「責められない」と語るのも納得。今大会初戦となった1次リーグのキューバ戦。失策がらみで招いた初回無死一、二塁で併殺を奪った菊池の美技がなければ、日本はここまでこれたかどうかすらあやしい。

拙守というよりは野球の"宗主国"でありながら、これまで決勝進出すらなかった米国の今回にかける意地が勝った、ということにしておきたい。

打線は完全に力負けだった。4安打では機動力も生きない。強力な米国の救援陣からして、相手先発のロアーク(ナショナルズ)がマウンドにいる間が、つけいるチャンスだった。しかし、右打者の内角に、シュート気味に入ってくる球にことごとく詰まらされた。中田によると、日本ではそこまでボールを動かす投手はおらず、慣れるのに手間取った。

力負けしないためのヒントとなったのが六回、一時は同点弾となった菊池のソロ。右打者による右越えの打球は、体のサイズからして米国側も想定外だったはず。菊池はフリー打撃でも柵越えを連発している。日本選手も鍛えようによっては、という感触を得たのが、苦杯のなかの収穫だった。

(篠山正幸)

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