ボール任せ 風任せ

フォローする

中部銀次郎さんが説き続けた究極のアドレス
ゴルフジャーナリスト 地平達郎

(2/2ページ)
2017/3/16 6:30
保存
共有
印刷
その他

中部さんは、体の自然な動きを嫌っていたようだ。体が自然な動き(楽な動き)をしていては、ゴルフスイングは成り立たない。「いや、ゴルフスイングはもっと自然でシンプルなものだ」という人もいるだろう。しかし、中部銀次郎という人は、ゴルフスイングは複雑だ。だから常に同じ動きができるようにしなくてはいけないと信じ、それを実行した。

クラブフェースをできる限りボールに近づけて構えることを中部さんは説いた

クラブフェースをできる限りボールに近づけて構えることを中部さんは説いた

そのスタートとなるアドレスこそ、ゴルフスイングで一番大切だと言い続けていた。だから、アドレスが間違っていなかったらスイングが狂うことはない――と。

その湯原は、亡くなった中部さんと同じ年になった今、当時を振り返る。

「誤差嫌う人だったから…」

「中部さんは誤差を嫌う人だったから、きっちりとしたかったんでしょうね。構えたとき、いつも同じ景色になっていなくては嫌だった。だから常に同じ姿勢を求めた。人間は感情の動物だから、いろんな反応をする。しかも、あるレベルから上のゴルファーはそれができてしまう。それをできる限り排除したかったんだと思います。ボクもケガや病気など、いろんなことを経験して、昔、中部さんに言われた『まっすぐに座れ』だとか、『いつも同じところに物を置いておけ』だとかを実感するようになりました」

こんなエピソードも披露してくれた。

現役時代はたばこを吸っていた中部さん。一緒に飲みにいき、しばらくたって中部さんの前にある灰皿を見ると、ほとんど同じ長さで同じ形をした吸い殻が、何本もきれいに並べられていた――。

ボール任せ 風任せをMyニュースでまとめ読み
フォローする

  • 前へ
  • 1
  • 2
保存
共有
印刷
その他

ゴルフコラム

スコアアップヘ

電子版トップスポーツトップ

ボール任せ 風任せ 一覧

フォローする
渋野日向子は実力もさることながら、笑顔がいちばんの魅力=共同共同

 プロのスポーツ選手にとって最も大切なのは、一人でも多くの人にファンになってもらい、愛され、応援してもらうことだということを、プロゴルファーの渋野日向子が再確認させてくれている。
 8月第1週のAIG全 …続き (9/18)

共同

 ちょうど1年後の8月1日・土曜日は、東京五輪前半の週末にあたり、日本中が熱く沸き返っていることだろう。
 ゴルフ競技は男子の3日目が行われているはずで、はたしてどんな展開になっているだろう。日本は誰が …続き (8/1)

ペブルビーチ・リンクスを舞台にした1972年の全米オープンで優勝を決め、トレビノ(右)と共に18番グリーンを後にする二クラウス=APAP

 ゲーリー・ウッドランド(35、米国)のメジャー初優勝で幕を閉じた男子ゴルフの第119回全米オープン。舞台となったペブルビーチ・リンクスは、パブリックながら全米オープン開催は今回が6回目という、世界で …続き (6/20)

ハイライト・スポーツ

会員権相場情報

[PR]