「所有しない時代」米GMが月額レンタル開始

2017/3/9 6:30
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VentureBeat

米ゼネラル・モーターズ(GM)はここ1年余り、オンデマンドのカーシェアリング事業「メイヴン」に力を入れている。このプログラムは既に米国とカナダの17都市で展開されているが、これまでは1時間単位でのレンタルにとどまっていた。今後はさらに長期のレンタルオプションが付いた新しいプランが加わる。

■1カ月1100~1500ドルで最新車種に

最新の電気自動車「シボレー・ボルト」が月額1100ドルでレンタルできる

最新の電気自動車「シボレー・ボルト」が月額1100ドルでレンタルできる

「リザーブ」と呼ばれるこの月額プランでは、「シボレー・タホ」か、レンジエクステンダー付き電気自動車(EREV)「シボレー・ボルト」を28日間利用できる。1カ月当たりの料金は車種によって異なり、タホの場合は1500ドル、ボルトは1100ドルとなる。駐車場や保険、100ドル相当のガソリンも代金に含まれる。

メイヴン・リザーブは当初はサンフランシスコとロサンゼルスでしか利用できないが、他の都市にも順次拡大される予定。

GMの都市モビリティー・メイヴン部門バイスプレジデント、ジュリア・ステイン氏は声明で「メイヴンでは、多様なシェアリング手段で会員の活動的なライフスタイルのニーズを満たすプラットフォームを拡充している。リザーブはさらに長期のオプションを望む会員の要望に応えた革新的なアプローチだ」と強調した。

メイヴンは16年にサービスを開始。ジップカーやゲッタラウンド、カーマ(といった新興勢)に加え、エンタープライズやハーツ、エイビス、バジェットなどの既存レンタカー各社と競合している。GMはサービスのイメージアップに向け、新型モデルを投入し、自動車向け情報サービス「アップルカープレー」「アンドロイドオート」「オンスター」や衛星ラジオ「シリウスXM」、高速無線通信「LTE」を使えるようにしている。顧客が望めばいつでもどんな方法でも車を使えるようにするのが狙いだ。

GMでメイヴン担当最高マーケティング責任者(CMO)を務めるミーガン・ストゥーク氏は「メイヴン・リザーブは会員が公私双方で最も重要な瞬間に立ち会えるようにする。カーシェアリングは進化しつつあり、メイヴンは引き続き会員の要望やニーズに適応していく」と語った。

メイヴンの短期レンタルを28日間延長し続けることも可能だが、その場合には料金が非常に高くなる。今後はリザーブを使えば、車を1週間や1カ月試しながら用事を済ませても、破産せずに済むだろう。

メイヴンの会員は現在2万5000人を超え、これまでの利用件数は計3万2000件以上に上っている。1回当たりの平均利用時間は12時間を超える。

By Ken Yeung

(最新テクノロジーを扱う米国のオンラインメディア「ベンチャービート」から転載)

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