通学路は800メートルの断崖 中国山奥に鉄製はしご
中国南西部、四川省の山岳地にある阿土勒爾村(アトゥラール村)。その山の上には、70余りの家族が住んでいる。村人は約800メートルの高さの断崖絶壁をつたい、はしごを使って麓の街まで下る。これまで利用していた竹製のはしごは、ぐらぐらと揺れて頼りなく、命綱もつけずに上り下りする生活は、まさに命がけだった。
村の子どもたちも例外ではない。麓の学校に通うために、この危険な道のりを通学路として使っていた。その写真がメディアに取り上げられたところ、中国内外で話題となり、地元当局がついに動き出した。2016年11月に鉄製のはしごが設置され、従来より安全に上り下りできるようになったのだ。
それでも、高さ800メートルの通学路は足がすくむような光景。映像でご覧ください。
(日経ナショナル ジオグラフィック社)
[ナショナル ジオグラフィック 2017年3月1日付記事を再構成]
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