/

英BAT、加熱式たばこ年内に全国展開

英ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)は、加熱式たばこ「グロー」を全国展開する。現在は世界でも仙台市だけで販売しているが、まず2017年中に全国展開する。国内の供給体制を整えた後に、海外でも19年までに売り出す考えだ。海外では加熱式はほとんど流通していない。BATは加熱式市場を開拓し収益を拡大する。

BATは加熱式たばこ「グロー」を国内外で展開する方針だ

BAT本社(ロンドン)の次世代製品担当役員で、「グロー」の開発を指揮したキングズリー・ウィートン氏が日本経済新聞の取材に応じ、今後の事業展開を明らかにした。

国内では16年12月から、仙台市内の直営店とコンビニエンスストア約600店舗で、グローを試験販売している。直営店では一日200個の限定販売だが、整理券を配り始める午前7時には200人以上が並んでいるという盛況ぶりだ。

試験販売で需要や顧客ニーズなどのデータを蓄積し、17年中に全国展開する方針だ。大都市には直営店を開設し、地方はコンビニやたばこ店などで販売するもようだ。

国内では加熱式の人気が急上昇している。米フィリップ・モリス・インターナショナル(PMI)のアイコスは昨年9月に機器販売が200万本を突破。日本たばこ産業(JT)も約500億円を投じ、福岡市限定販売の「プルーム・テック」を全国展開する計画だ。

BATは加熱式の供給体制を整えたうえで、「1~2年後をめどに日本国外でも販売する」(ウィートン氏)考えだ。

具体的な販売地域は検討中だが、本体価格が8千円と紙巻きたばこに比べて高額なため、ヨーロッパなどの先進国が有力とみられる。葉タバコを加工したスティックは1箱(20本)420円。

国内では医薬品医療機器等法(旧薬事法)で規制されているが、海外ではニコチンを含む溶液を加熱して蒸気を吸う「電子たばこ」が主流だ。

国内の加熱式市場で先行するPMIは、「アイコス」をスイスやイタリアなど15カ国ほどで販売しているが、売上高のほとんどは日本だという。

BATは英国やフランスなど多くの電子たばこ市場でシェア首位で、次世代製品の販売ノウハウがある。電子たばこだけではなく、加熱式市場でもトップを目指す。

春割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

関連企業・業界

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で申し込むログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で申し込むログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で申し込むログイン