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WBC連覇狙うドミニカ、戦力充実のスター軍団
スポーツライター 杉浦大介

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2017/2/13 6:30
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ラテンのタレント集団、連覇なるか――。3月に開催される第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の登録メンバーが6日に発表された。なかでも注目は、圧倒的な強さで第3回大会を制したドミニカ共和国。昨年、大リーグのオールスターに選出された選手を11人も擁するパワーハウスは第1、2回の日本に続く連覇に挑む。人口わずか1000万人余りというラテンの小国がどうしてこれほどのスター軍団を送り込めるのか。

「WBCはアジアではすでに大人気で、中南米の選手たちも歓迎している。米国ではまだ必見のイベントにはなっていないが、それも今年で変わるかもしれない。米国はエキサイティングなチームを用意し、ドミニカ共和国はスター軍団。ベネズエラとプエルトリコも強力なメンバーをそろえ、メキシコも強いチームを送り込もうとしている」

米球宴出場選手、最多の63人

6日の登録メンバー発表後、米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のデビッド・ショーエンフィールド記者はそんな期待感を記していた。実際に今回発表された選手の中で、大リーグのオールスター経験がある選手は過去最多の63人。前回より大幅に増えており、これまでで最も豪華なイベントになることは間違いなさそうだ。

今大会の注目点の一つは前回王者のドミニカ共和国が連覇を果たせるかどうか。2013年は8戦全勝、得失点差22という圧倒的な強さで初優勝を果たしたチームは、今回も優勝候補筆頭と呼ばれて遜色ないメンバーを送り込んでくる。

ネルソン・クルーズ(マリナーズ、16年43本塁打)、ロビンソン・カノ(同、39本塁打)、マニー・マチャド(オリオールズ、37本塁打)、エイドリアン・ベルトレ(レンジャーズ、32本塁打)、ハンリー・ラミレス(レッドソックス、30本塁打)と、昨季メジャーで30本塁打以上の野手が5人。ベルトレは守備のベストナインに相当するゴールドグラブ賞を過去5度獲得し、カノとマチャドは2度ずつと内野の守備も質が高い。

投手陣ではジョニー・クエト(ジャイアンツ、16年18勝5敗、防御率2.79)、カルロス・マルティネス(カージナルス、16勝9敗、防御率3.04)が先発の軸になる。ブルペンにはジュリウス・ファミリア(メッツ、過去2年で計94セーブ)、デリン・ベタンセス(ヤンキース、過去3年連続オールスター出場)、アレックス・コロメ(レイズ、16年37セーブ、防御率1.91)がそろって万全。これだけの陣容が集まれば"スーパースター軍団"と呼んでも大げさではない。

一方、日本代表は大リーグで活躍する投手たちが軒並み不参加を表明し、メジャー組で出場するのは外野手の青木宣親(アストロズ)だけになってしまった。米国はやはり選手層が厚いが、それでもマイク・トラウト(エンゼルス)、ブライス・ハーパー(ナショナルズ)、クレイトン・カーショー(ドジャース)といった現役最高級のスターの多くが欠場する。

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