2017年11月22日(水)

エネ管理技術「標準化重要」 世界進出巡り

2016/12/19 2:00
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 産業技術総合研究所が主催する「日本を元気にする産業技術会議」(後援・日本経済新聞社)は、「世界のエネルギーマネジメントのスマート化を日本から」と題したシンポジウムを都内で開いた。国際標準化の最近の動向や災害に強い都市やスマートグリッド(次世代電力網)などについて話し合った。

 同研究所の中鉢良治理事長は開会のあいさつで「革新的な技術開発を社会に橋渡しする上で、国際標準化は極めて重要」と指摘した。日本の技術が国際標準に認定されれば、世界各国の市場に参入しやすくなる。基準を定めることで、安価な粗悪品を排除する効果もある。

 講演では災害に強く、電気の供給が途絶えない街づくりなどについても話し合われた。再生可能エネルギーの活用は依然として導入が進まないなか、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の荻本和彦氏は「技術が普及するためには収益化できる制度が必要」と話した。

 日立製作所の江村文敏・グローバルプロジェクト推進本部長は、米国ハワイ州のマウイ島で取り組んでいるスマートグリッドの実証事業について紹介。「実業に結びついている。新たな販売チャネルを開拓できた」と述べた。

 パナソニックの下地達也・標準化推進課主幹は災害対策の日本の技術を海外展開できないかと期待している。各国で災害が頻発し、毎年多くの死者が出ている。「地震や洪水が起きても都市サービスが継続できる備えが重要だ」と話した。

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