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ギャラリー・ファースト、日本ゴルフ界が進むべき道
ゴルフジャーナリスト 地平達郎

(2/2ページ)
2017/2/9 6:30
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日本ゴルフツアー選手会の宮里優作会長が2年目を迎えるにあたって「写真撮影など、トーナメントに来てよかったと思ってもらえるようにしたい」と、ギャラリーとの交流、意識改革をテーマに掲げたのは一歩前進だろう。

ギャラリー整理用のロープも再考の余地がある=共同

ギャラリー整理用のロープも再考の余地がある=共同

もう一つ、トーナメント開催コースが、本当にお客さんのことを考えて選定、設定されているかどうか。

例えばホールを囲むように張られるギャラリー整理用のロープ。選手の打ったボールがギャラリーに当たる事故を防ぐため、ラフのまだ外――というケースがほとんど。アップダウンのあるコースでは、山の中腹まで張り出している。

そこを上ったり下りたりの繰り返し。フェアウエーを歩く選手はドンドン先に行くから、お客さんはまるでクロスカントリーレースのよう。ゴルフを見るためにいったのか疲れるためにいったのかわからない。

ある選手は「僕たちもプロだから、あそこまでボールを曲げません。落下地点にフォアキャディーを配置してもらえば、もっと狭められると思う」という。

コース選定もお客さん目線で

開催コース選定も一考を要する。日本オープンなど有名な大会は、名門コースと呼ばれるところで行われることが多い。そして、日本の昔からのコースは、いわゆる「砲台グリーン」が特徴の一つなので、ギャラリーはグリーンの下のほうから見上げることになる。

「ギャラリー・ファースト」で臨めば、ファンはコースに足を運んでくれる

「ギャラリー・ファースト」で臨めば、ファンはコースに足を運んでくれる

カップやグリーン面はもちろん、選手の姿すら見えないこともある。「つまらないから帰ろう」となるのも仕方ない。

おそらくコース設定をする際、担当者はプレーヤーからの目で見ているだろう。そうではなく、ギャラリーの立場からに目線を変えれば、もっと違った決定になると思う。

ゴルフの「アメリカ・ファースト(米国第一)」は揺るがず、ますます巨大化する。ならば日本は「おもてなし」の心、「ギャラリー・ファースト」で臨めばいい。

それがあれば、ファンはコースに足を運ぶ。

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