2017年11月19日(日)

元ソニー技術者VB、皆で作るアイドルロボ

2017/2/6 6:30
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 ソニー出身者が設立したロボット開発ベンチャー企業(VB)、スピーシーズ(東京都武蔵野市、春日知昭社長)はアイドルロボットの事業化に乗り出す。スマートフォン(スマホ)などで操作できるようにし、独自技術により従来のロボットにはない繊細な動きや細いアイドルのような外観を可能にした。今月からクラウドファンディングで企業やファンの消費者らから出資などを募って受注生産する。

しなやかに踊る構造のロボットフィギュアを、ネットを活用してアイドルとして育成する

しなやかに踊る構造のロボットフィギュアを、ネットを活用してアイドルとして育成する

 月内に「モーションフィギュアプロダクション事業」を立ち上げる。消費者や企業から希望の外観イメージを画像や写真で受け付けて、スピーシーズがヒト型のロボットフィギュアを生産する。手書きのイラストからでも受注する。

 高さ約45センチメートルのサイズで、1台あたりの製作費は税別300万円前後となる。一般消費者にとっては高価なため、同社がネットを通じて資金を募るクラウドファンディングを活用して調達する。ネットサイトを通じてファンの投票や企業から支持の多いキャラクターを選び、生産後にファンミーティングを開いたり企業イベントなどに派遣したりする。

ネットを活用して、しなやかに踊るロボットフィギュアをアイドルとして育成する

ネットを活用して、しなやかに踊るロボットフィギュアをアイドルとして育成する

 スピーシーズを創業した春日社長は元ソニー技術者で、イヌ型ロボット「AIBO(アイボ)」の開発メンバーだった。ヒト型のロボットフィギュアを開発している。

 スピーシーズのロボットフィギュアは全身に張り巡らせた細いワイヤを外付けの台座の中にある34個の小型モーターで動かす仕組み。無料公衆無線LAN「Wi―Fi(ワイファイ)」でつなげたスマホで操り、ワイヤで関節を引っ張ってフィギュアを動かす構造で、従来のロボットではできない滑らかな動きを表現できるのが特徴だ。

 一般的なロボットはボディーにモーターを内蔵しているので大きくて重く、モーター音も大きい。スピーシーズのロボットフィギュアは繊細な動きやスリムな外観、静かに動くことが可能だ。「これまではかわいいロボットは不可能だったが、アニメファンなど確実に需要はあるので市場を作れるはず」(春日氏)とみている。

(企業報道部 中藤玲)

[日経産業新聞 2月6日付]

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