2018年8月15日(水)

キッズダイアリー 保育士に寄り添うアプリ

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2017/2/3 6:30
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 IT(情報技術)を活用して保育所の業務を効率化するアプリを提供するキッズダイアリー(東京・渋谷)のスタンリー・ン・イエンハオ社長(32)はマレーシア出身だ。日本で生まれた子供を保育所に入れるのに苦労した経験から昨年起業した。「現場目線を大切に待機児童問題を解決したい」と意気込む。

キッズダイアリーのスタンリー・ン・イエンハオ社長

キッズダイアリーのスタンリー・ン・イエンハオ社長

 「いかに保育士のストレスを改善できるかという目線でアプリをつくっている」。スタンリー・ン社長はこう話す。開発者として自ら保育所に足しげく通い、保育士や職員に「困っていることはありませんか」と質問して回る。集めた情報を基に、すぐに新たな機能を追加するスピード感が持ち味だ。

 マレーシア出身のスタンリー・ン社長は18歳のときに来日した。日本語学校に通い、東京農業大学に入学。卒業後はIT企業で顧客サポートやスマホアプリの開発を担当した。前職のGMOメディア(東京・渋谷)で手掛けたカメラアプリ「ガールズカメラ」は世界で3800万ダウンロードを記録。充実した会社員生活を送っていた。

 転機は2年前にやってきた。日本人の妻との間に子供が生まれた半年後、保育所で預かってもらおうと申し込んだが、認証保育所に入れるまで1年もかかった。

 共働きのため、保育所を探して地方に移ることはできない。子供の面倒を見てもらう身寄りも近くにいない。そんなとき「保育園落ちた日本死ね」というブログに関する新聞記事を見て共感した。子供は保育所に通い始めたが、待機児童問題は他人ごとではない。原因を調べ行き着いたのが、保育士の労働生産性の低さだった。

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