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侍ローテ 大谷抜け暗雲 投手での出場辞退
迫るWBC、補充急ぐ必要

2017/2/2 2:30
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3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、日本投手陣の柱となる見込みだった大谷翔平(日本ハム)が故障で登板できないことが1日に判明、ローテーションを根本から見直さざるを得ない事態となった。

大谷は昨年の広島との日本シリーズで右足首を痛め、打者として出場した11月の代表強化試合で悪化させたという。

自主トレでキャッチボールする大谷=共同

自主トレでキャッチボールする大谷=共同

小久保代表監督らは菅野智之(巨人)とともにWBCの要所となる試合の先発を任せるつもりだった。特に1次ラウンド突破のカギとなる初戦のキューバ戦(3月7日)の登板が有力視されていた大谷の離脱は痛い。

「打者としてもすごいが、代表としてのメーンの役目は投手。私はまだ信じて待っている」という権藤投手コーチの声が悲痛だ。

肉体的負担を考慮し、菅野、大谷は昨年の強化試合で投げさせないなど、代表チームとしても細心の配慮をしてきたという思いがあり、その分ショックも大きい。

前回のWBCで3連覇を逃した日本は小久保体制のもとに代表チームを常態化した。目的の一つは各選手の所属球団との意思疎通を密にすることだったが、思わぬ形で体制のもろさが露呈した。

打者としても日本最高の選手の一人となった大谷に、せめてバットで貢献してほしいという思いは首脳陣にもあるが、半端な状態での起用は当人のためにもチームのためにもならない。早い段階での決断が求められる。

投手陣の再編はどうなるのか。代表のなかに牧田和久(西武)ら先発もできるタイプがいるが、もう1人手当てしないと頭数が足りないだろう。

チームの一体感を求める小久保監督はともに戦った経歴を重視しており、昨年の強化試合に招集された広島・野村祐輔、ソフトバンク・武田翔太らが候補となりそう。

この日、キャンプを視察した小久保監督に不測の事態もある、と追加招集の可能性を示唆されたという野村は「自主トレから、どんな状況にも対応できるようにやってきた」と話した。この意識の高さは「常設代表」の恩恵であり、日本投手陣の層の厚さが早速試されることになった。

(編集委員 篠山正幸)

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