ドゥテルテ大統領、反発根強い戒厳令に意欲
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フィリピンのドゥテルテ大統領が戒厳令の発動を模索し始めた。権限を強めて、犠牲者を出すこともいとわない姿勢で臨む麻薬犯罪捜査を、さらに強硬に推進する狙いがある。フィリピン国民の多くにとって、戒厳令はマルコス独裁政権下の弾圧を想起させる"禁じ手"だが、ドゥテルテ氏は内外に渦巻く不安をよそに戒厳令への意欲を強めている。
「必要だと思ったら、戒厳令を敷くだろう。だれも私を止められない」。ドゥテルテ大統領
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