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豊島逸夫の金のつぶやき

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日本株の救世主となったイエレン氏

2017/1/19 12:26
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トランプ次期米大統領が日本株を揺さぶり、米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長が救世主役に回る。偶然の巡り合わせとはいえ、興味深い。

トランプ氏のドル高けん制発言で円高が進行したところで、イエレン氏が18日の講演でドル高材料を提供した。2019年末までに政策金利が3%となるとの予測を語ったのだ。同氏の言い回しはこうだ。「お集まりの多くの皆さんは、次の利上げがいつか、どこまで金利が上昇するか、大いに聞きたがっていることでしょう。私が申し上げられることは、私も同僚の多くも、毎年数回の利上げにより19年末には3%に接近するであろうとの予測です」

冷静なイエレン氏もトランプ氏の過激発言に影響されたのか、きつい表現も用いている。「利上げを待ちすぎると、いずれひどい(Nasty)サプライズのリスクがあります。それは強すぎるインフレ、金融不安、あるいはその両方です。そうなった場合には、我々は急減な利上げを強いられ、経済は不況に陥るでしょう」

Nastyという単語のニュアンスは強い。FRB議長が講演で用いる言葉とも思えない。利上げトークに慣れているマーケットにも、意外感があった。トランプ氏のFRB批判を意識してのことか、と勘繰りたくもなる。そもそも、トランプ氏のドル高けん制発言の後に普段より強い言い回しでドル高を誘発する発言をしたイエレン氏の言動には、中央銀行の独立性の主張が込められているのかもしれない。

日本株は、その両者の狭間で変動している。今回はイエレン氏が救世主になってくれたが、今後にマクロデータ次第で利上げをためらうような発言をすれば一転して円高要因となる。一方、トランプ氏が大統領らしく振る舞ってくれれば市場にも安定要因となる。

昨年までは「FRBには逆らうな」といわれ、中央銀行主導型の相場形成の中でイエレン氏と同僚たちの言動に市場の視線が集中した。しかし、今年からはトランプ氏とイエレン氏の両者に目配りせねばならない。積極財政と金融正常化を目指す金融政策のポリシーミックスを映す相場展開である。

豊島逸夫(としま・いつお)
 豊島&アソシエイツ代表。一橋大学経済学部卒(国際経済専攻)。三菱銀行(現・三菱東京UFJ銀行)入行後、スイス銀行にて国際金融業務に配属され外国為替貴金属ディーラー。チューリヒ、NYでの豊富な相場体験とヘッジファンド・欧米年金などの幅広いネットワークをもとに、独立系の立場から自由に分かりやすく経済市場動向を説く。株式・債券・外為・商品を総合的にカバー。日経ヴェリタス「逸's OK!」と日経マネー「豊島逸夫の世界経済の深層心理」を連載。
・公式サイト(www.toshimajibu.org)
・ブルームバーグ情報提供社コードGLD(Toshima&Associates)
・ツイッター@jefftoshima
・業務窓口はitsuo.toshima@toshimajibu.org

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