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パワーとセンス 春高バレーに東京五輪を担う逸材

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2017/1/17 6:30
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女子は下北沢成徳(東京)が2連覇を果たし、男子は駿台学園(東京)が3冠を達成したバレーボールの全日本高校選手権(通称・春高バレー)。日本代表の経験もある女子の宮部藍梨(大阪・金蘭会)をはじめ、才能あふれる選手の活躍は記憶に新しい。メダル獲得を目指す2020年東京五輪に向けさらなる飛躍が期待される。

金蘭会・宮部は身長182センチ。最高到達点は309センチを誇る=共同

金蘭会・宮部は身長182センチ。最高到達点は309センチを誇る=共同

高さが武器の宮部、惜敗に「技術磨く」

一昨年のワールドグランプリで全日本デビューを飾った宮部は身長182センチ、最高到達点309センチという高さを誇る。ナイジェリア人の父と日本人の母を持つハーフで、バックアタックを楽々とこなせる攻撃はパワーにあふれている。その一方で昨年から腰を痛めるなど故障が続いた。昨季も全日本メンバーには選ばれたものの、体調が十分でなかったこともあってリオデジャネイロ五輪の代表には選出されなかった。

下北沢成徳に敗れて準優勝に終わった高校総体後、宮部はポジションがレフトからセンターに変わった。これにはエースに頼りがちな攻撃を改め、負担を軽減するという意味も込められていた。慣れないポジションでぎこちない動きも時には見られたが、国体では下北沢成徳に雪辱を果たして優勝。ブロックの中心としての役割を果たし、攻撃の幅も広がってきた。

春高では準決勝でフルセットの末、就実(岡山)に惜敗。2大会ぶりの優勝に届かず「思ったように自分たちのプレーができなかった。(チームを)引っ張れなかった自分の責任」と涙を流した。進学希望の18歳は東京五輪に目を向けつつ「これからもっと技術を磨いていきたい」と前を向く。

下北沢成徳・黒後はブロックの裏をかく軽打など、細かいプレーもうまい=共同

下北沢成徳・黒後はブロックの裏をかく軽打など、細かいプレーもうまい=共同

180センチの黒後、細かいプレーも巧み

その宮部も選ばれた東京五輪を見据えた日本バレーボール協会の育成プロジェクト「チームコア」のメンバーの1人が下北沢成徳のエース黒後愛。大会最優秀選手に選ばれた身長180センチの大型アタッカーは威力のあるスパイクを打ち込むだけでなく、ブロックアウトや相手のブロックの裏をかくような軽打など細かいプレーも巧み。

就実との決勝では「自分は何もできなくて……。仲間に支えられました」と話したようにスパイク決定率は33.3%にとどまったが、第3セットは22-18からエースの意地で連続3得点。チームを優勝に導いた。

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