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50歳の現役Jリーガー カズの不断の努力と意欲
J2横浜FCと契約更新

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2017/1/12 12:38
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 現役最年長のプロサッカー選手で元日本代表の三浦知良(49)が、愛着ある自らの背番号にちなんだ11日、J2横浜FCと今季の契約を更新した。今季のJ2開幕日である2月26日にちょうど50歳の誕生日を迎え、「50歳のJリーガー」として、また新たな一ページを刻もうとしている。

三浦(中央)はJ2開幕日の2月26日に50歳の誕生日を迎える=横浜FC提供・共同

三浦(中央)はJ2開幕日の2月26日に50歳の誕生日を迎える=横浜FC提供・共同

 リーグ開幕前のこの季節、横浜FCの練習場を訪れれば、元気にグラウンドを走る「カズ」こと三浦の姿に遭えるだろう。来る年も来る年も同じように繰り返される光景なので、ひょっとして1年が過ぎていないのではという錯覚にさえ陥る。この大ベテランがまた1つ年齢を重ねたはずの現実を、つい忘れがちになるのだ。

グラム単位で体重増減に目配り

 「40歳の自分と41歳の自分は同じではない」と弊紙コラム「サッカー人として」で語っていた。年齢が未知の領域へ踏み込めば、変化の幅はより大きくなるという趣旨のことも。体は正直で、押しよせる変化の波からは逃れられない。それでもカズは毎年同じように、シーズンに向けた体づくりに向き合う。あたかも変わらないでいられるかのように。

 アスリートの商売道具である身体のメンテナンスにおいて、カズが過剰なまでにストイックであることはよく知られている。アルコールを断つのはもちろん、グラム単位で体重の増減に目を配る。「同じパンでも、クロワッサンよりはトーストがいいですね。脂質が少ないから」。食生活の一幕を専属トレーナーから聞かされたこともある。

 チームの午前練習が始まる何時間も前の早朝にクラブハウスへ来て、体幹トレーニングなどを消化したうえでチームに合流する。夜はすぐ寝てしまう。練習、アイシング、マッサージ、補強トレーニング、交代浴(熱水と冷水の入浴を交互に繰り返す)。アスリート能力を向上・維持することに純化された生活のレシピが、50歳の現役Jリーガーを可能にさせる。スポーツ科学や栄養学が発展したことで、その知見でレシピは強化され、選手寿命をより伸ばす。

 カズは文字通り「走る」ことにこだわりがあるようにみえる。スポーツは土台として走力、足腰の力が欠かせないと自覚していて、そのためにオフからシーズンインまでの自主トレ期間はみっちり基礎体力の向上に充てる。2年前からはグアムでの自主トレを1次・2次と2度も行うほどの念入りぶり。年を取れば体力でなく技や経験で勝負したくなるものだが、カズは若手と同じくらい練習で走れることをノルマとして自らに課し、汗まみれで走力アップと向き合うことから逃げない。2016年のある出場試合では、走行距離がチームの上位3傑だった。

「見えにくい部分が一番大事」

 「48歳で現役をしていて感じるのは、日々ちゃんとテンションとクオリティーを保ち、ベスト状態であり続ける方が、ゴールそのものよりよほどすごいということ。見えにくい部分が一番大事で、かつ難しい」と当時、語っている。49歳らしからぬ走れる体が、ギネス級現役選手を支える土台であり、それはスポットライトを浴びることのない毎日に培われている。

 自分を律するルーティン自体はどのプロ選手も持っている。カズはルーティンを持ちつつ丹念にチェックし、微修正していく。変わらずにいるために、変えるべきは変えていくことを怠らない。

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