2017年の注目商品はコレだ!

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2017/1/5 6:30
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2017年の新製品のトレンドをコラム「目利きが斬る」を執筆する専門家5人に占ってもらった。自動車では自動運転技術の進展が、家電では新規参入組の動静が注目点となりそうだ。パソコンやスマートフォン(スマホ)の進化も続く。

■自動車

部分的に自動運転を実現した日産自動車「セレナ」

部分的に自動運転を実現した日産自動車「セレナ」

地球温暖化を防ぐには自動車が排出する二酸化炭素(CO2)の削減が急務であり、ゼロエミッションの電気自動車(EV)化に大きくかじを切ったトヨタ自動車の動向が注目される。内燃機関のエンジンを製造しない自動車メーカーが、このチャンスに数多く誕生するかもしれない。

自動運転は民間だけでなく国も後押ししている。この開発過程で「自動ブレーキ」など、現在でも安全性を向上させる技術が数多く開発されてきている。今年はこうした有用な技術を標準装備した車が数多く誕生するであろう。しかし性能はピンからキリまであり、カタログだけではその有効性は分からない。国土交通省と自動車事故対策機構などが安全性能の評価を公表しており、これを参考にしてほしい。

前方の障害物を感知するセンサーは、カメラによる画像解析技術、ミリ波レーダー、赤外線レーダーなどの情報を分析して行う。悲惨な交通事故を回避できる自動ブレーキのセンサーはミリ波レーダーによるよりもカメラによる画像認識が適している。カラー画像化が徐々に進んでおり、交通信号の認識にも大きな役割を発揮するだろう。

ただ自動車の完全な自動運転化はとても高いハードルを乗り越えなくては実現できない。

走行区間が限定されていて道路のインフラがこれに合わせて整備される場合は不可能ではない。例えば高速道路や東京オリンピックでの選手村から試合会場への運行などがこれに合致する。

ただ人間と自動車が混在する街中などではいくつもの難題が立ちはだかる。まず人間に生物的に備わっている「気配」を人工知能(AI)に感じさせるのが難しい。突然の陥没など、同じ道路を数分前に走行した車が取得した最新の地図情報を後続の車が入手するような仕組みはデータが膨大になり、実現は現時点で困難だ。今年はどこまで進むのかに注目したい。

高齢者によるアクセルとブレーキの踏み間違いによる交通事故の防止も課題だ。筆者は高齢者がペダル感覚が鈍いスニーカーを履いていることにも問題があると感じている。こうした対策も周知されるべきだろう。

(自動車評論家 米村太刀夫)

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