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糸井がFAで阪神移籍 35歳の盗塁王、輝き続けるか

2016/12/3 6:30
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打守走3拍子そろった糸井嘉男が、オリックスから阪神へFA移籍した。ドラフト制に「自由枠」があった2003年に日本ハムを選んだ。13年に交換トレードでオリックスへ移籍したが、今回はまた自由意思で阪神入り。自由を2度享受した幸運な選手だ。

同じFAで阪神入りした金本監督(左)は良きお手本になる=共同

同じFAで阪神入りした金本監督(左)は良きお手本になる=共同

身体能力は傑出している。35歳の今季は7度目の打率3割をマーク、自己最多の53盗塁で盗塁王になった。「技」と「体」は万全。「心」が新天地での活躍のカギになる。

日本ハムでは浮いた存在だった。ずば抜けた力が若手の多いチームに融合しなかった。糸井との交換でオリックスから獲得した大引啓次(現ヤクルト)らで内野を固めるなど、先を見据えた日本ハムのチームづくりは今、花開いている。それにしても、上昇中だった糸井をトレード要員にした辺りに、スターの扱いを巡る苦悩が読み取れた。

オリックスへ移籍して2年目、14年に糸井は首位打者になり、そのオフに主将を命じられた。「トッププレーヤーはチームリーダーでもあれ」と、督励されたのだ。だが、15年夏に左ヒザを痛め、リーダーになりきれなかった。

見かけによらず神経は繊細。それを知る阪神の金本知憲監督は無理にリーダー扱いをしない。若手の成長との兼ね合いがあって打順は流動的。機動力野球を目指し、攻撃的2番に据えることも考えている。ポイントゲッターより効率はいいだろう。

メディア対策も新阪神勢の大きな仕事になる。広島から移籍した金本は、その煩わしさを知っている。いいアドバイスができるだろう。阪神入りした元パ・リーグのFA選手は「トラ熱」にあおられて成績を落とした。糸井がそうならないのを願うばかりだ。

(スポーツライター 浜田 昭八)

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