モラルなし DeNA医療情報サイト

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2016/12/1 6:30
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ディー・エヌ・エー(DeNA)は11月29日午後9時、運営する健康情報サイト「WELQ(ウェルク)」の全記事を非公開にすると自社サイト上で発表し、即時に実施した。同サイトを巡っては、掲載記事の医療情報に医学的に根拠のない誤った内容が多く含まれているとの指摘が専門家などから相次いでいた。人体の安全性に関わる繊細な情報の取り扱いに問題はなかったのか。

11月29日夜にウェルク非公開化を発表した

11月29日夜にウェルク非公開化を発表した

サイトの再開時期は未定。同社は近く守安功社長をトップとする管理委員会を設置し、事態を検証する。医学の専門家による監修体制を整備し、再開を目指すという。11月30日のDeNAの株価は2営業日続落し、終値は前日比30円安い3485円となった。

ウェルクは2015年10月にサービスを開始。DeNAが外部執筆者に依頼した記事やサイトに登録した利用者による自由投稿で構成していた。

しかし、その記事の内容には問題が多かった。例えば「ラクトフェリン」という健康食品成分に関する記事では「放射能保護効果がある」「ヒト免疫不全ウイルス(HIV)にも効果を発揮する」などと記し、「肩こり」について解説した記事では、「霊のしわざかもしれません」などと、医学的に根拠がない情報が掲載されていた。

これらの記事はグーグルなど検索サイトで上位にくるケースが多かったため、「健康被害が出る」と問題視する意見が9月頃からネット上などで増えてきた。11月28日には東京都の福祉保健局健康安全部がDeNAに対し、一連の記事についての説明を求めた。

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