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豊島逸夫の金のつぶやき

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ジム・ロジャーズ氏、日本株買いに転換

2016/11/28 9:17
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「日本株は買い持ち、円はポジション取らず」――。これまで7回テレビなどで対談しているジム・ロジャーズ氏が今週の来日を控え、筆者とのやりとりで明らかにした。

気になる価格予測だが、同氏はレンジ予測を「絶対に」やらない。「私は短期予想は苦手。外してばかりいる。いわゆる専門家とやらに聞きたまえ」と笑いつつ一蹴する。

ジム・ロジャーズ氏(左)とNY証券取引所で対談する豊島逸夫氏

ジム・ロジャーズ氏(左)とNY証券取引所で対談する豊島逸夫氏

そこで、「トランプ・ラリーのモメンタムだけで、『1ドル=120円、日本株はあと10%上昇』とのシナリオをどう思うか」と問うてみた。答えは「非常にあり得るようだ」と簡潔な肯定であった。

同氏は一時、日本株は売り払ったと明言してはばからなかった。今年の日本経済新聞の取材に対しても「少なくとも今後1~2年は悲観的にみており、株を買うつもりはない」と語っていた。筆者と今年6月にニューヨークで対談した際も「日本株は現在保有していない」と述べていた。(6月10日付の本欄「ジム・ロジャーズさん、次の投資先はどこですか」を参照されたい)。

しかし、トランプ氏の勝利で運用戦略を転換させたのだ。

為替については、6月14日付本欄「ジム・ロジャーズさん、やはり円高ですか」で、「円は多くの通貨に対して上昇する」と語っている。結果的にここは外したことになる。それゆえ、現在の円安トレンドにも慎重に距離を置いて見ているのであろう。

ちなみに、この2年ほど推奨してきたロシアへの投資が、トランプ次期米大統領の親ロ政策予測により「非常にうまくいっている」と満足げに述べていた。ミャンマー市場に最初に注目し、いち早く同国におカネを入れ、その後、ミャンマーブームの様相を呈するや、サッサと投資先をロシアに切り換えていた。2年前に対談したときに初めてロシアへの投資を勧められ、その後、会う度に「次はロシア」と繰り返していた。前回の対談で「ロシアの次は」と聞いたところ「カザフスタン」と答えた。対談の場には、カザフスタン人のアシスタントまで同席していた。

それだけ実績があるロジャーズ氏ゆえ、トランプ氏勝利の後間もなく日本株を運用先として組み入れたことは注目される。

豊島逸夫(としま・いつお)
 豊島&アソシエイツ代表。一橋大学経済学部卒(国際経済専攻)。三菱銀行(現・三菱東京UFJ銀行)入行後、スイス銀行にて国際金融業務に配属され外国為替貴金属ディーラー。チューリヒ、NYでの豊富な相場体験とヘッジファンド・欧米年金などの幅広いネットワークをもとに、独立系の立場から自由に分かりやすく経済市場動向を説く。株式・債券・外為・商品を総合的にカバー。日経ヴェリタス「逸's OK!」と日経マネー「豊島逸夫の世界経済の深層心理」を連載。
・公式サイト(www.toshimajibu.org)
・ブルームバーグ情報提供社コードGLD(Toshima&Associates)
・ツイッター@jefftoshima
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