/

新生「伏見工」ラグビー部、花園目前で散る

平尾氏の母校、来年に懸ける

全国高校ラグビー大会(12月27日開幕、大阪・花園ラグビー場)の京都府予選決勝が13日に行われ、伏見工・京都工学院が17-20で京都成章に惜敗した。全国制覇4度の強豪、伏見工が他校との統合で新生チームとして再出発して1年目。新たな歴史を花園から紡ごうと粘ったが、目前で散った。

決勝後、高崎GMを囲んだ選手たちの目から涙があふれた

前半は7-7。後半も一進一退の攻防が続いたが、終了直前に京都成章にペナルティーゴールを決められて12-20に。伏見工・京都工学院がロスタイムに意地のトライを決めて間もなく、ノーサイドの笛が鳴った。奥村翔主将は「プレッシャーが大きかった」と新生チームで戦う難しさを打ち明けた。

伏見工は同じ京都市立の洛陽工と統合、4月に京都工学院が新設された。洛陽工にはラグビー部がなく、現在の部員は伏見工に入学した2、3年生と京都工学院の1年生で構成。チーム名は「伏見工・京都工学院」になった。

新チームの船出という以外にも花園にこだわる理由があった。卓越した統率力で神戸製鋼の全国社会人大会7連覇などに貢献し、10月に53歳で死去した平尾誠二さんは伏見工OB。平尾さんが出場した1980年度の全国大会で初優勝した後、同校がモデルのテレビドラマ「スクール☆ウォーズ」が始まり、競技人口や人気の拡大につながった。

平尾さんと同学年でプレーし、後に山口良治現総監督から監督を引き継いだ高崎利明ゼネラルマネジャー(GM)は決勝後、「あいつと一緒に全国(大会)に行きたかった」とぽつり。

今の2年生が卒業する2017年度を最後に名門「伏見工」はチーム名から消える。高崎GMは「最後に伏見の名前を全国に残して京都工学院につないでいきたい」と亡き盟友に誓うように語った。

(合六謙二)

初割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン