東南ア通貨に「トランプ氏の影」 海外資金、一気に流出
[有料会員限定]
東南アジアの為替・債券市場に「トランプ氏の影」が広がっている。なかでも狙い撃ちされているのが、市場で政治・経済的なもろさが懸念されているマレーシア、インドネシアだ。大規模な財政支出が見込まれるトランプ次期米大統領の登場で米国の長期金利が上昇し、これまで高い金利で資金を集めてきた両国は債券市場などからの資金流出の憂き目にあっている。
■米低金利を背景に資金流入
11日早朝の外国為替市場。インドネシアの...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1102文字