2019年7月23日(火)

AIが変える採用 人材の戦力を公平に判断

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2016/11/18 6:30
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面接を分析するもう一つの副次的効果は、質問の質にも客観的基準があるとついに判明したことだ。ほとんどの企業は規模にかかわらず、面接で何を質問すればよいのか確信が持てずにいる。こうした質問は面接モデルが機能するために不可欠であり、データサイエンスチームは成績下位者と上位者の間で回答が大きく異なる質問が最も(入社後を)予測できることに気付いた。面接で既に収集している一連の特徴とともに、この差は客観的に測定できる。こうした面接モデルを使えば、企業は本当に大事な質問に集中し、偏見を避けることができる。

■求職者側にもプラスの影響

人工知能(AI)は人間が担うべき仕事のルールをどんどん変えている。人間が担わなくてはならないと思っていたことが、年々脅かされている。人間は車を運転し、就職希望者をふるいにかけ、医用画像を診断し、米クイズ番組「ジェパディ」で競わなくてはならないと思い込んでいたが、そうではなかったようだ。

では、強烈なインパクトを持つ機械学習やAIを使った解決策を自社で試す機会は、どう探せばよいのだろうか。

●手作業で時間もかかるプロセスのうち、連係の弱い箇所を探す。
●自社のプロセスで人間では効率が悪いのはどこだろうか。常に問題が発生するのはプロセスのどの場所か。
●有意義なデータを収集できたためしがないのはどのプロセスか。データ収集方法を検討してほしい。

採用でのAIの導入事例は既に多くの組織に影響を及ぼしている。最高の候補者をより素早く採用できれば、資金を節約し、競争優位を得られるからだ。性別や人種、年齢、職歴のブランク、出身大学にかかわらず同じ機会が与えられるため、求職者にもプラスの影響がある。この慣習が発展すれば、人間は採用してくれた機械に感謝しなくてはならなくなるかもしれない。

By Mark Newman (ハイアービュー)

(最新テクノロジーを扱う米国のオンラインメディア「ベンチャービート」から転載)

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