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萱、悔しさの奮起 体操全日本団体で順大V

リオ補欠「東京はエースに」

13日まで行われた体操の全日本団体選手権で、順大が4年ぶりに男子優勝を果たした。全6種目中5種目に出場してチームをけん引したのは萱和磨(2年)。8月のリオデジャネイロ五輪で補欠に甘んじた悔しさをぶつけたという19歳は、「4年後の東京五輪ではエースに」という目標を胸に再出発を切った。

萱はオフの間も練習に明け暮れる=共同

リオ五輪代表を擁した日体大とコナミスポーツを抑えての優勝。萱自身はチーム最多の5種目を任され、得意のあん馬で全選手トップの15.600点、平行棒でも15.400点をマークした。

昨年までチームには加藤凌平と野々村笙吾という二枚看板がいた。「2人がいて楽に演技していたが、きょうは自分が引っ張るという強い気持ちで演技した。こういう経験が4年後に日本のエースになるには必要だと思った」と語る。高い志を口にするのは、それだけの実力があるからだ。

初出場だった昨年の世界選手権で37年ぶり団体優勝に貢献。種目別あん馬でも銅メダルを獲得し、同学年の白井健三(日体大)とともに新生体操ニッポンの象徴となった。だが、リオの代表選考会を勝ち抜けず落選。故障者が出た場合に入れ替わる補欠選手としてブラジルまで帯同した。

「リオに行ってから調子が良くて、いつでも自分が出られる準備もできていた」。だからこそ代表と補欠の差を嫌というほど思い知らされた。12年ぶり金メダルを獲得した団体決勝はスタンド席から観戦。歓喜の輪を遠巻きに眺めることしかできず、「今まで体操をやってきて一番悔しい思いをした時間だった」。体操については技の難度を追い求めてきたが、美しさを磨く大切さを再確認したという。

順大では谷川航、千葉健太ら同じ2年生と切磋琢磨(せっさたくま)し、同期の出世頭である白井を追いかける。目指すはオールラウンダーとしての成長。来年再び日の丸を背負うためにも、オフの冬場も練習に明け暮れる。

(山口大介)

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