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ハーバードで自分磨き タフなシャラポワ来春復帰

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2016/10/8 6:30
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私の家族たちへ。来年の4月には戻るわよ。待ち切れない――。女子テニスのマリア・シャラポワ(29、ロシア)は4日、スポーツ仲裁裁判所(CAS、本部スイス・ローザンヌ)が「資格停止処分は15カ月が適当」という裁定を下して15分余りで、自らのフェイスブック(FB)上で声明を発表、同日夜には米テレビのトークショーにも登場した。

国際テニス連盟(ITF)が下した資格停止期間2年からは9カ月もの軽減だ。資格停止が明けるのは来年4月26日だ。現在世界ランキング95位、30歳になってコートに戻ってくる。

CASは個人のドーピング違反に対しては、想像より緩い裁定を下すことが少なくない。最近のテニスでは2013年、摂取していた栄養剤に禁止薬物が入っていたマリン・チリッチ(クロアチア)に下された9カ月の資格停止が4カ月に軽減されている。

本来、ドーピング違反なら資格停止は4年が基本とされ、意図的でないと証明されれば2年が妥当、さらに考慮すべき事情があれば軽減されるといわれる。シャラポワにとってはかなり微妙な状況だった。

モスクワの医師の指導の下、治療目的で06年から禁止薬物のメルドニウムを摂取していた。その医師があまりに多くの薬を出すのが嫌になり、12年に同医師の指導を離れ、その後は独自に栄養士を雇ったが、メルドニウムだけはのみ続けていた。

禁止薬物摂取は栄養士、コーチも知らず

しかし、摂取している事実を知っていたのは、父と代理人だけ。食事を管理する栄養士もコーチもトレーナーも、米カリフォルニア州にいる家族の主治医も知らなかった。なぜ?

「不注意」と批判されても仕方ない。シャラポワも過ちは認めている。

一方、ITFも脇が甘かった。16年の禁止薬物リストは全選手、関係者に何度も告知はしたが、何が新たに禁止薬物に加わるのか、すぐにわかるようには通知していなかった。15年のドーピング検査でメルドニウムが何度も検出されていながら、選手に「今、摂取している薬は来年から禁止です」という伝え方もしなかった。

「今回の経験で、ほかの競技団体がもっとわかりやすく選手に禁止薬物を告知しているのかわかった」と、シャラポワがFBのメッセージで書いたように、ITFは「不親切」ではあった。

「やせ薬に興奮剤が入っていたとは知らなかった」といったバルボラ・ストリコバ(チェコ)は資格停止6カ月、血液検査を拒否したビクトル・トロイツキ(セルビア)が同18カ月(CASが1年に軽減)、過去にITFが下した処分と比べ、シャラポワへの処分は厳しかった。

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