2019年1月24日(木)

アマゾン、読み放題の誤算 出版社と対立

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2016/10/5 6:30
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小学館は4日、アマゾンジャパン(東京・目黒)の読み放題サービス「キンドル・アンリミテッド」から170~180冊の自社作品が除外されたことを明らかにした。講談社も1000以上の提供作品が通告なしに読み放題から外され、3日に抗議声明を発表した。電子書籍市場の活性化につながるとして注目を集めた新サービスに早くも暗雲が垂れこめている。

アマゾンの読み放題サービスでは、開始時に読み放題だった人気作品が対象から外れている(写真はアマゾンが提供している電子書籍を読むための端末)

アマゾンの読み放題サービスでは、開始時に読み放題だった人気作品が対象から外れている(写真はアマゾンが提供している電子書籍を読むための端末)

講談社の抗議文は「大変困惑し、憤っている」と強い口調で書かれている。作品提供のために著作者に説得を重ねたにもかかわらず、一方的に通告なくサービスから除外されたためだ。小学館も「読者に十全な対応ができておらず、著作者に不安を与えている」(広報室)としてアマゾンに改善を求めている。

キンドル・アンリミテッドは月980円で電子書籍が読み放題になるサービスで、日本では8月3日に始まった。アマゾンは出版社に対して電子書籍が読まれた量に応じて利用料を分配する仕組みになっているとみられる。複数の出版社によると、サービス開始時の作品数を増やすため、年内はアマゾンが出版社に上乗せ料金を支払う契約にもなっていたという。

アマゾンは出版社に説明を繰り返して作品提供を求めた。4大出版社のうちKADOKAWAや集英社が参加を見送る中で、講談社と小学館がサービス参加を決めた。

アマゾンの誤算は日本市場におけるコミックの存在だ。米国など日本以外の国でのキンドル・アンリミテッドでは、読まれる書籍は小説などが中心で1冊を読み終えるのに数時間~数日かかる。

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