美術品オークション価格、再び低下が鮮明に
[有料会員限定]
国内で開かれる美術品オークションの落札相場が低迷している。アベノミクスを追い風に一時は2008年のリーマン・ショック直後の安値水準を上回ったが、デフレ再燃がささやかれるなか、再び低下が鮮明になった。中国など新興国の富裕層が買い手として台頭する海外オークションとの差は広がるばかりだ。
一部には高額落札もあるが…
美術品分野で国内最大級のシンワアートオークションが9月24日に東京・銀座で開いた競売会。日本画を中心に400点近い作品が出品された。日本画家...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1538文字

モノやサービスの値段にまつわる「なぜ?」を様々な角度から掘り下げる連載。商品の種目ごとに細かく担当を受け持つ日経記者が、その担当の商品・サービスの値段の変化がなぜ起きたのか、日本だけでなく世界のトレンドまで鋭く切り込む。
関連企業・業界