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土田4位、金まで1秒差 米国の包囲網破れず
車いすマラソン女子

2016/9/20 3:30
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18日に行われたマラソン女子(車いす)の土田和歌子(八千代工業)は1時間38分45秒で4位に終わり、目指していたマラソンでの金メダルはならなかった。

米国の包囲網に、してやられた感がある。今回車いすマラソン女子にエントリーしたのは14人。20キロ通過時点で9人に絞られた先頭集団のうち、今大会すでに4冠のタチアナ・マクファデンなど5人が米国代表だった。日本はもちろん土田ただ1人。

リオでマラソンだけに出場を絞った、土田は惜しくも4位に終わった=寺沢将幸撮影

リオでマラソンだけに出場を絞った、土田は惜しくも4位に終わった=寺沢将幸撮影

車いすマラソンでは、後方の選手が先頭のすきをついて一気に抜き去る戦い方がよくある。ところが米国の選手たちは終盤、他国選手の動きを大きな声で伝えあい、抜かれまいとチームで戦う姿勢を鮮明にしてきた。土田も41キロ付近でラストスパートをしかけたが、後方から先頭のマクファデンに伝令がとび、マクファデンがスピードをさらに上げる展開となって「かなわなかった」という。

結局、最後は3番手でフィニッシュという位置にいたものの、ノーマークだった中国選手が脅威のスパートを見せ、同タイムながら鼻の差でマクファデンを差しきった。この結果、土田は4位に。金メダルとは1秒差だった。

長野パラリンピックのスピードスケートで金2銀2の結果を残して車いす陸上に転向。5000メートルはアテネで優勝したが、シドニー銅、アテネ銀とマラソンは金がない。北京では5000メートルでクラッシュに巻き込まれて負傷し、マラソンに出られずに帰国。ロンドンもマラソンでは転倒し、巻き返したが5位に終わる。

だからこそリオではマラソンだけに出場を絞って調整してきた。大過なく走りきったが頂点には立てず、「非常に悔しい思いはあるが、自分の力を出し切った42.195キロだったと思う」と振り返る。今後について41歳は「気持ちを整理して、ゴールラインを踏んだ瞬間の気持ちとあわせて考えたいと思う」と話した。

これが日本人選手が出る最後の種目。自分が逃して日本の金が今大会ゼロに終わったことについて「ねえ、本当ですよ、私、とりたかったんですよ。残念です」。何度も悔しさをにじませた。

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