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飛ばしてピンに寄せる 渡辺彩香のアプローチ習得(中)

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2016/9/11 6:30
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 飛距離は世界トップクラス。これにピンを絡められるアプローチショットが身につけば鬼に金棒。グリーン周りも上達できれば守りも完璧。石井明義プロの教えに、ショートゲームの達人、丸山茂樹プロの指導が加わって、日本一、強いては世界一を目指す22歳、渡辺彩香の青春。(日本経済新聞出版社「書斎のゴルフ VOL.31」から)

――動画を撮って比べてみたわけですね。具体的にはどんな練習をしたんですか?

渡辺 頭を動かさないつもりでも動いてしまうので、ボールを打ったら頭を元の位置に戻すというのを繰り返しました。それと「ボールがあったところをいつまでも見ていなさい」といわれ、それも実践しました。打ち込んでいくうちに頭がそれほど動かなくなってきて、それにつれてフェードの曲がり幅が少なくなって、ストレートのフェードになりました。

――なるほど。頭を動かさないというだけで、スイング自体は変えていないわけですね。だから、新しいスイングになったといわれても、どこがどう新しいのかがわからなかったのですね。それにしても、石井プロは渡辺プロを教え始めた高校生のときも、グリップやスイングは基本的に変えずに球筋をドローからフェードに変えているし、このときも基本は変えていない。そこが素晴らしいですね。渡辺プロの長所はそのままに、改善していく。だから、これほど短い時間で上達できたのですね。

渡辺 本当にそう思います。でも、その頭を動かさないスイングで臨んだ15年の開幕戦で、思いもしなかった予選落ちを喫してしまったのです。2試合目でも結果が出ずに予選落ち。「前のスイングのほうがよかったのかな」と不安になったりして、3戦目のTポイントレディースでは2日目に80もたたいてしまって、何が何だかわからなくなってしまいました。

――具体的にどんな症状だったのですか?

渡辺 フェードしないで左に飛んでしまうボールが、1ラウンド中に何度か出てしまうんです。最初はたまたまかなと思ったのですが、3試合連続で予選落ちですから、オフに積んだ練習が何だったのかと疑心暗鬼になってしまいました。次の試合はディフェンディングチャンピオンとして出場するアクサレディース。何とかよいプレーをしなければと気ばかり焦りました。

――そんなときに樋口久子プロからアドバイスをもらったそうですね。

渡辺 そうなんです。プロアマ戦で一緒に回らせてもらって、そのときに、左に飛ぶことの悩みを打ち明けたら見てくださって、「構えた方向に飛んでいるだけ。ボールがストレートになったのだから、真っすぐ構えなければダメよ」っていわれました。つまり、私は以前のフェードを打つ構え、左を向いて打っていたというわけなんです。弾道がストレートになっているにもかかわらず、前と一緒の構えでは左に飛ぶのは当たり前ですよね。でも、樋口さんに指摘されるまで、自分ではまったく気づかなかった。真っすぐに構えていると思っていたんです。

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