実物大の選手が眼前に これぞ「スポーツ観戦の未来」
渡辺史敏 ジャーナリスト

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2016/10/5 6:30
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日経テクノロジーオンライン

「HoloLens(ホロレンズ)」をご存知だろうか。米IT(情報技術)大手のマイクロソフトが開発した情報端末である。米プロアメリカンフットボールNFLとの公式スポンサー契約や、世界有数のサッカークラブであるスペインのレアル・マドリードへの技術提供など、スポーツビジネスへの関与を強めている同社による「近未来のスポーツ観戦」に向けた"切り札"だ。

自宅で観戦しているのに、選手がすぐ目の前に現れてプレーする。そんな夢のようなスポーツ観戦の未来像を、マイクロソフトはホロレンズで提示した(図:Microsoft)

自宅で観戦しているのに、選手がすぐ目の前に現れてプレーする。そんな夢のようなスポーツ観戦の未来像を、マイクロソフトはホロレンズで提示した(図:Microsoft)

ゴーグル型のホロレンズ。実際の風景の中にCGが浮かんているように表示する(図:Microsoft)

ゴーグル型のホロレンズ。実際の風景の中にCGが浮かんているように表示する(図:Microsoft)

ホロレンズはゴーグル型のデバイスで、かけると実際の風景の中にCG(コンピューターグラフィックス)が浮かんているように表示するのが特徴だ。

仮想現実(VR:バーチャルリアリティ)用のヘッドマウントディスプレー(HMD)が目に入る風景を全て映像と置き換えるのに対し、ホロレンズの場合は世界的ブームを起こしたゲーム「ポケモンGO」のように実景とCGを重ねる拡張現実(AR)に近い。同社はホロレンズについて、ARとVRを融合した「複合現実(MR)」と呼んでいる。

VR用HMDのほとんどが、ほかにパソコン本体やゲーム機を要するディスプレーであるのに対し、ホロレンズはプロセッサーやメモリーを内蔵し、OS(基本ソフト)にWindows 10を搭載して独立して動作するコンピューターデバイスであることも特筆すべき点だろう。

■天井から床まで画面に

ホロレンズの利用イメージ1(図:Microsoft)

ホロレンズの利用イメージ1(図:Microsoft)

マイクロソフトは2016年2月7日に行われたNFLの優勝決定戦「第50回スーパーボウル」の直前に、カリフォルニア州サンフランシスコで現役NFL選手などが出席した「The Future of Football」(フットボールの未来)と題したパネルディスカッションを開催した。

そのなかで、ホロレンズを使った新しいNFL中継の観戦スタイルを提示するビデオ「Imagining the future for NFL fans」(NFLファンの未来を想像する)を発表した。

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